■日産、軽EVサクラは絶好調の売れゆきで納期来年2月以降に
日産が5月25日に発売した軽EVのサクラが絶好調の受注推移を見せています。発売2カ月後となる7月25日までの受注累計は約2万2000台で、納期は来年の2月以降になっているのです。
今年度分の国による電気自動車の補助金(55万円)は来年2月18日までの新車登録が対象となっています。これ以降の登録になる2023年度分の補助金については、金額がまだ決まっていません。この補助金が減額されると、現在の受注ピッチにどのような影響が出るかが注目されます。
■日産 ノートオーラ、ノート、アリア、フェアレディZがオーダーストップ状態に
日産は、ノートオーラ、ノート、アリア、フェアレディZの4車種をオーダーストップしました。半導体を中心とした部品の供給が滞り、生産ができない状況にあるためのようです。再開がいつになるかは、今のところ明らかになっていません。
軽自動車ではデイズとルークスが排ガス、騒音規制強化による法規対応の改良を今後予定しており、一時的にオーダーストップしています。
■ホンダ ヴェゼルの納期が来年4月以降で長期化継続
ホンダ ヴェゼルの納期は来年4月以降で、依然として長期化傾向にあります。人気が高いのに加えて、半導体など部品の供給が遅れているのが納期遅延の要因です。
サンルーフ仕様の上級グレード「プレイ」はオーダーストップになっています。この状態が早く解消されないと、9月から予約受注がスタートする新型SUV「ZR-V」の初期受注分より、ヴェゼルの納車が遅くなるという事態にもなりそうです。
■ホンダ ZR-Vの評判は上々!
ホンダが9月から先行予約をスタートさせる予定の新型SUV「ZR-V」の前評判は上々のようです。
簡易パンフレットを配布し、ヴェゼルやCR-V、オデッセイなどのホンダユーザーを中心にティザーキャンペーンを展開しています。
首都圏の販売店によると、すでに多くのユーザーがZR-Vの購入を内々に決めているというのです。そして、現行ヴェゼルが発売された時と同程度の人気の高さだと言います。
ZR-Vは9月から事前の予約を受け付け、正式な発売は11月中旬を予定しています(編集部註:本記事執筆後の2022年9月2日、ホンダはZR-Vに関して、発表は今秋、発売は半年以上後ろ倒して2023年春にするとのメールを報道関係者宛に送付している。詳細は関連記事を参照のこと)。初期のオーダー分は納期がヴェゼルよりも早いケースもあり、場合によってはヴェゼルをキャンセルし、ZR-Vに切り替えるユーザーも出てきそうです。
■ホンダ、ステップワゴンのハイブリッドに4WD車を設定
ホンダは近く、現行ステップワゴンのハイブリッド車に4WD車を設定する見込みです。
2Lハイブリッドの4WDユニットは2023年春に発売する新型SUVのZR-Vに設定しますが、この4WDをステップワゴンのハイブリッド車にも移植することになりそうです。
■ダイハツ タントが10月にビッグマイナーチェンジ
ダイハツは、今秋の10月にタントをビッグマイナーチェンジします。同時に従来の標準とカスタムに加えて、新シリーズの「ファンクロス」を設定します。
ファンクロスは、ウェイクによく似た角型2灯式ヘッドランプや大型グリルを採用し、ボディサイドにオーナメントガーニッシュ、ルーフレールを装備したSUVテイストの仕様です。
また、カスタムは外装が変更され、フロント大型グリルを採用します。そのほか、電子制御式パーキングブレーキを全車に拡大装備します。
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