■車中泊ブームの今こそポップアップルーフだ!! わずらわしさ皆無
しかし、「ボンゴフレンディ」が空振りとなった15~25年前と現在では状況が異なります。キャンピングカーの人気は、確実に年々高まっています。また、水回りを完備した完璧なキャンピングカーだけでなく、クルマで寝るだけという車中泊という文化も根付きつつあります。
2022年夏からテレビ東京では「絶メシロードseason2」というドラマがスタートしました。これはサラリーマンが週末に車中泊をしながら、絶滅しそうな食堂を訪ねるという内容です。
タイトルにもあるように、今年の放送は2020年に続き2回目となります。コロナ禍という逆風の中でも、続編が誕生したのは、それだけ人気があるということでしょう。
そうした車中泊のようなライトなキャンピングカー使用に向いているのがポップアップルーフではないでしょうか。
普通のミニバンであれば荷物をどかして、2列目、3列目のシートをフラットにすることで、ようやく寝室スペースができあがります。ところがポップアップルーフであれば荷物を積んだまま、さっと屋根を立ち上げて、寝室スペースを作ることができるのです。
ポップアップルーフの利便性の高さは、実際に販売されているキャンピングカーに数多く採用されていることからも証明できます。とあるキャンピングカーのビルダーでは、3ナンバーの大型ミニバンだけでなく、5ナンバーのミニバン、さらには軽自動車にもポップアップルーフが設定されています。
■モデリスタやオーテックに期待!! 今こそ純正オプションで復活の時では
とはいえ、メーカーでのライン生産となれば、年間数千や数万の単位での販売数が求められることでしょう。その数が辛いというのであれば、せめてメーカーオプションなどで設定するのはいかがでしょうか。
ちなみに、トヨタにはモデリスタ、日産にはオーテック、ホンダにはアクセスという、カスタムを得意とする部門が存在しています。そうしたカスタム部門でポップアップルーフを設定することを期待します。
もしも、メーカーが用意すれば、ポップアップルーフへの敷居が一気に低くなることになります。そうなればポップアップルーフのクルマが増え、ひいては車中泊やキャンプの人気も高まるのではないでしょうか。
クルマで遊ぶ文化が盛り上がれば、それだけクルマの人気も高まります。ぜひとも自動車メーカーさんは、ポップアップルーフの採用をご検討ください!
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