■おそらく誰もが気になる「現実的な電費」はどんな感じ?
ところで気になる「電費」なのだが、テスト前日、都内一般道を80kmほど走った際は6.5km/kWhという結果だった。
フル充電で走り出してバッテリー残量は27%、航続可能距離は38kmと表示されていた。
今回のWLTCルートでのテストでも6〜6.5km/kWhという結果だったので、おおよそこのあたりが「現実的電費」ということになろう。
エアコンを作動させるとメーターに表示される航続可能距離の数字が15%程度低下する。
フル充電で160kmと表示されていたものが135km程度になるということだが、何しろこの猛暑。現実的にエアコンなしで走ることはないだろうから、今回はすべてエアコン作動でテストをした。
1充電あたりの実航続距離は、「エアコン作動で130km前後」という結果となった。
■そして結論。EVのメリットは軽自動車で発揮される!!
実走行条件での1充電航続距離が130kmというのは、シティコミュータとしての軽自動車の「現実的な使われ方」としては充分な航続距離と言えるだろう。
実際、今回都内を取材のため1日走ってもせいぜい80km程度だった。
バッテリー残量27%で編集部に戻り200Vで充電をして12時間後、翌日のテスト出発時にはフル充電となっていた。
これが現実的な軽自動車の使われ方に近いのだから、EVで問題とされる航続距離問題は、気にすることはない。
さすがにテスト時には200km近く走行をしたので、2度の充電が必要となったが、レアケースの使い方だ。
テストの項でも書いたように、ガソリン車では味わえないキビキビとした動力性能はEVならではのもの。
特に排気量の限られる軽自動車では、モーター特有のトルク特性は大きなメリットとなる。
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