トヨタ、スバル、ホンダ、マツダ、日産…。その数をどんどん減らしているとはいえ、まだまだ選択肢豊富な国産セダン。各モデルのグレードも考えれば、その数は当然さらに増える。
ここでは「コスパのよさ」に的を絞り、なるべくお財布に優しく(つまりお家の「財務省」の説得もしやすい!?)、それでいて満足度の高いカーライフを演出してくれるであろう国産セダン5台を、自動車評論家、そして「コスパの鬼」渡辺陽一郎氏が選出!
※本稿は2022年8月のものです。諸元の[ ]内はモーター最高出力、燃費はWLTCモードの数値です
文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出/ベストカー2022年9月10日号
■1位 インプレッサG4、2位はカローラセダン その理由は?
セダンは車種が大幅に減り、買い得車も限られる。
そのなかの1位はインプレッサG4(スバル)だ。
全長が4640mmのボディは、視界もいいから運転しやすい。後席が広く、内装も上質だ。
1.6i-Lアイサイトは、安全性と快適性を向上させるアイサイトコアテクノロジー、LEDヘッドランプ、17インチアルミホイール、運転席と助手席の電動調節機能などを標準装着して、2WDの価格を200万2000円に抑えた。
2位はカローラセダン(トヨタ)。
3ナンバー車だが、ボディはインプレッサG4よりも小さい。後席は少し狭いが、混雑した街中や駐車場でも運転しやすい。
1.8LノーマルエンジンのSは、動力性能に余裕があり、衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、LEDヘッドランプ、ディスプレイオーディオ、16インチアルミホイールなどを標準装着して価格は213万9500円だ。
3位はアコードEX(ホンダ)。
価格は465万円と高いが、全長が4900mmのLサイズボディによって後席も広い。
ハイブリッドのe:HEVは加速が滑らかで、WLTCモード燃費は22.8km/Lと良好だ。カーナビや本革シートなどの装備も充実している。
4位はマツダ6(マツダ)。
全長が4865mmのLサイズセダンで、XDプロアクティブは、実用回転域の駆動力が高い直4の2.2Lクリーンディーゼルターボを搭載する。
燃料代はノーマルガソリンエンジンのマツダ2と同等だ。フルモデルチェンジが近づいたが、価格は350万9000円で機能のわりに安い。
5位はWRX S4 STIスポーツR EX(スバル)。
価格は477万4000円と高いが、セダンでは最高峰の走行性能を発揮する。
●コスパのいい日本のセダンTOP5
・1位…スバル インプレッサG4
・2位…トヨタ カローラ
・3位…ホンダ アコード
・4位…マツダ マツダ6セダン
・5位…スバル WRX S4
コメント
コメントの使い方1.6i-Lは、LEDヘッドランプはオプション、17インチアルミホイール、運転席と助手席の電動調節機能は付きません。
それらは1.6i-Sの装備で価格も違います。
個人的に、インプレッサG4ってシルエットが凄く綺麗だと思う。
アコードは、評論家の方々の評価が高いですよね。
流石、世界で売れているセダンだなと思った。新型も日本で出して欲しいなぁ…