ピックアップは「オワコン」じゃなかった!? ハイラックスがカローラ並に売れる2つの理由

■SUV人気の波に乗りリセールバリューは好調! 人気が落ちる気配はない

トヨタ ハイラックス(Zグレード)。400万円を切る販売価格とリセールバリューの高さが魅力だ
トヨタ ハイラックス(Zグレード)。400万円を切る販売価格とリセールバリューの高さが魅力だ

 人気を支えるもう一つの要因は、価格とリセールバリューだ。

 ハイラックスはX・Z・GR SPORTの3グレードで構成されており、必要十分な装備を得られるZで販売価格は388万2000円。大人4人が不自由なく乗れるダブルキャブで、荷物は十分に載せられるし、悪路走行もお任せだ。これに安全装備がついて室内もラグジュアリーとなれば、相当コスパの良いクルマであろう。

 プラドだとハイラックスと同じディーゼルを選べばエントリーモデルで430万円。この価格は少々高い。価格面での敷居は、明らかにハイラックスの方が低くなっている。

 加えて、リセールバリューの高さが購入を後押しする。残価設定ローンの設定残価率は、3年でおおよそ65~70%、5年で50~55%となった。この数字は、ほとんどプラドと変わらない。ハリアーやアルファードと比較しても、見劣りしない数字である。

 これなら、仮に数年で飽きても、十分な金額で手放すことができる。所有のリスクを大きく軽減できる仕組みが、ハイラックスでは整っているのだ。

 「古臭く不便に見える」ものを、上手く使いこなしている人がカッコいい。こうした流れに乗ったハイラックスは、今後も伸びが期待できるクルマなのである。

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