納期半年か? 新型シエンタ ハイブリッドがお得!?? 究極のグレード選び!!

シエンタのおすすめグレードとライバル車

 3代目となる新型シエンタが発売されてから早1カ月が経過した。快適性がアップした室内空間や新設計されたプラットフォームの採用で、先代よりも魅力を大幅に高めている。

 そこで本稿では、人気モデルとなっている新型シエンタのグレード選びについて解説。特定のグレードに限定して生産を開始しているなかで、制約が少なく納期が早いおすすめグレードについてご紹介する。

文/渡辺陽一郎
写真/TOYOTA、HONDA、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】グレードによって印象が結構違う!? 新型シエンタの3グレードを写真で見比べる!!(25枚)画像ギャラリー

インテリアの質向上&原点回帰!! 新型シエンタの魅力に迫る

5ナンバーサイズをキープして登場した新型シエンタ。エクステリアは、初代シエンタを彷彿とさせるような親しみやすいデザインになった

 ミニバンにはさまざまな車種があるが、シエンタは特に重要な役割を担っている。今はノア&ヴォクシーやステップワゴンが3ナンバー専用車になり、セレナもフルモデルチェンジを控えて5ナンバーサイズの標準ボディを廃止したからだ。運転しやすい5ナンバーサイズのミニバンは、実質的にシエンタとフリードだけになった。

 また最近は安全装備の充実などもあり、クルマの価格が全般的に高まった。ノアの場合、大半のグレードは価格が300万円以上だ。そのいっぽうで、所得は1990年代の後半をピークに伸び悩む。つまりクルマは値上げされ、所得は増えないから、小さなクルマに乗り替えるユーザーが多い。

 この状況でシエンタが新型にフルモデルチェンジした。現行型は3代目で、開発者は「外観を初代の路線に戻した」という。先代型はワゴン風のデザインだったが、新型はサイドウインドウの下端を20mm下げ、上側は60mm高めた。ウインドウ面積を大幅に広げて視界を向上させ、外観も明るい印象に仕上げた。

 パワーユニットはヤリスと同様、直列3気筒1.5Lのノーマルエンジンとハイブリッドだ。プラットフォームも前側はヤリスと共通化したが、中央から後部は異なり、薄型燃料タンクを採用して床を低く抑えた。先代型に準じた設計だ。燃料タンク容量は先代型の42Lから新型では40Lに減ったが、最小回転半径は5.2mから5.0mになり、小回りの利きが向上している。

 内装は新型になって質を高めた。居住性も1列目の座り心地が快適になり、2列目も後端までスライドさせて足元空間を大幅に広げられる。身長170cmの大人4名が乗車して、2列目に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半に達する。

 ただし3列目にも大人が座るには、2列目の膝先空間を握りコブシ1つ分まで詰めねばならない。そうすれば3列目の膝先に若干の余裕ができる。3列目はシートのサイズも小さくて窮屈だが、床と座面の間には相応の空間があり、膝が大きく持ち上がる姿勢にはならない。2列目の下側に足が収まりやすく、片道1時間なら大人の多人数乗車も可能だ。つまりシエンタはコンパクトでも、ミニバンの実用性は相応に高い。そこでグレードの選び方を考えたい。

ハイブリッドのほうがお得!? 新型シエンタのグレード選び

 最初の選択は、2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りだ。用途に応じて決めれば良いが、7人乗りには2列目シートのスライド機能も装着され、5人乗りと比べたときの価格アップを4万円に抑えた。エクストレイルの7人乗りは、5人乗りに比べて約13万円高いから、シエンタの7人乗りは買い得だ。

 次はノーマルエンジンとハイブリッドの選択だ。売れ筋になるGとZでは、ハイブリッドの価格はノーマルエンジンに比べて35万円高い。ただし購入時に納める税額は、ハイブリッドが約10万円安く、実質価格差は25万円に縮まる。

 そしてWLTCモード燃費を比べると、GとZ(7人乗り/2WD)の場合、ノーマルエンジンは18.3km/L、ハイブリッドは28.2km/Lだ。レギュラーガソリン価格が1L当たり160円とすれば、1kmの走行に要する燃料代は、ノーマルエンジンが8.7円、ハイブリッドは5.7円になる。そうなると8~9万kmを走ると、燃料代の節約で25万円の実質価格差を取り戻せる。

 ハイブリッドはノーマルエンジンに比べてノイズが小さく、モーターは瞬発力が伴うために、加速力にも余裕がある。ハイブリッドの動力性能をノーマルエンジンに当てはめると1.8Lに相当する。低燃費とこの付加価値を考えると、ハイブリッドはノーマルエンジンよりも買い得だ。

 駆動方式は前輪駆動の2WDと4WDを用意するが、4WDはハイブリッドのE-Fourのみになる。ノーマルエンジンは2WDだけだから、4WDが欲しいときは必然的にハイブリッドを選ぶ。4WDの価格は2WDに比べて19万8000円の上乗せだ。用途に応じて選べば良いが、後輪をモーターで駆動する4WDとしては価格を割安に抑えた。

 以上のようにシエンタでは、7人乗りのハイブリッドを推奨したい。そうなると次はグレード選びだ。

次ページは : 制約少なく納期が早いのはどのグレード? モデル末期のホンダフリードもチェックすべきか

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