国土交通省が、今年4月から料金を改定した首都高速道路(一般には値上げと認識されている)について、渋滞量が前年比10%減ったとの調査結果をまとめている。深夜割引の導入で朝夕ピーク時の走行が減り、外環道千葉区間の迂回割引も寄与したと分析されているのだ。
国交省では深夜割引と値上げの差し引きにより、料金収入全体の増減はほぼないとみているそうだが、もはやユーザーにとって首都高は一生無料にならないほうがメリットはあるのかどうか、清水草一氏に持論を語ってもらった。
文/清水草一、写真/AdobeStock(トップ画像=Hassyoudo@AdobeStock)
コメント
コメントの使い方保守費用がかかる以上無料化は難しいとは思います。ですが主に東京港からの海上コンテナ輸送を生業としている身としては今回の値上げは非常につらいです。記事では長距離のみ値上げとなってますが、中型車・特大車は短距離も値上げです。最大料金が中型車は1.63倍、特大車は1.91倍とほぼ2倍の値上げとなっています。拘束時間の兼ね合いもあり深夜割引の恩恵もほとんど享受できません。