暗いヘッドライトを明るくするには?
暗くなっている原因が黄ばみや曇りといったカバー表面の劣化であれば見た目で判断できるはずだ。劣化したカバーの表面は洗浄して汚れを落としたり、研磨剤入りの洗剤やコンパウンド、耐水ペーパーを使って磨くことで復活する可能性がある。
ただしこの場合、ヘッドライトを保護しているハードコートも削り落とすことになるため、紫外線によって変色や劣化を起こしやすくなるという副作用も……。そのため、磨き終わったらカバーにコーティングやクリア塗装を行うことが必須となる。
耐水ペーパーで磨きを行う場合、研磨力の強い粗目から徐々に細目の番手に切り替えていくが、粗すぎる番手や強すぎる力で磨くと深い傷ができてしまうので注意してほしい。
黄ばみがひどかったり深めの傷がある場合は1000~1500番からスタートして最後に2000番を、軽度の場合は2000番を使用するのがお薦め。仕上げにコンパウンドで研磨して目に見えない小傷を取った後、コーティング剤を使用したら作業は完了。
結露などでカバー内部に汚れが付いている場合は、ヘッドライトユニットを取り外して、バルブを抜き、穴に布を巻いた割り箸や針金などを差し込んで拭くことで除去できる。
この時、洗浄剤やパーツクリーナーを使用するとリフレクターやカバー内側に洗浄成分が残ってシミになったり、溶剤によってポリカーボネートが傷むといったさらなるトラブルに発展する恐れがあるので避けたほうがいい。
しかし、この作業はグリルやパンパーなどの他のパーツを外さなければいけないことが多く、DIY慣れしている人以外にはお薦めできない。
ハロゲンバルブを使用しているクルマであれば、標準よりも高い消費電力の明るさを再現した高効率のハロゲンバルブまたは、HIDやLEDに交換するという手もある。
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