一世を風靡しながら、すたれてしまった装備というのはいろいろあるが、その中でも印象深いのがキャンバストップだ。1980年代後期に登場し、そのおしゃれなルックスで売れたフォード フェスティバは大きなヒットとなった。
その後、各メーカーからこれに追随するモデルが登場したものだ。比較的低価格でオープンエアが楽しめる半面、屋根を覆う幌は遮音性が低く、雨が降ろうものならドラムをたたいたような音が鳴り響くという欠点があった。
そのためか装備の人気はガラスルーフに移り、日本車ではとうとう設定車がなくなってしまった。
ムーヴキャンバスが登場した時は、無意識にキャンバストップが復活したかと思ったものだが、当然設定はない。
そんな失われてしまったキャンバストップを振り返ろう!
文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、TOYOTA、NISSAN、MAZDA、SUBARU、DAIHATSU
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