エルグランドのネガを払しょくした初代アルファード!! わかりやすい豪華さがウリ
一躍大人気車種となった初代エルグランドに対し、手持ちのグランビアの改良や兄弟車種としてグランドハイエースを追加するも全く太刀打ちできなかったトヨタ。もちろんこのまま大人しく引き下がるわけにもいかず、打倒エルグランドを目標に徹底的にライバルを研究して生まれたのが2002年5月に登場した初代アルファードだった。
奇しくもエルグランドも同じタイミングで2代目へとフルモデルチェンジを果たしていたが、基本的には初代のコンセプトを踏襲したものとなっていた。
一方のアルファードは、まずプラットホームを室内空間が広く採れるFFレイアウトを採用。またエンジンもV6 3Lを設定しつつも税制面で有利な直4 2.4Lモデルを設定していた。
また内外装も日本人好みの押し出しの強いフロントマスクと木目調パネルをふんだんに使用した分かりやすい豪華さを持ったものとして、一気に日本人の心をつかんだのだった。
結局その後はアルファード(と兄弟車のヴェルファイア)の独壇場が続き、エルグランドも2010年に3代目モデルへとフルモデルチェンジを果たし、新たにFFプラットホームを採用するなどしたものの、残念ながら大きく水をあけられたまま現在に至っているというのが現状となってしまった。
新型エルグランドは全高アップで威厳を!! 運動性能より見た目が命
登場からすでに12年以上が経過した現行エルグランド。実際に乗ってみるとクルマとしての仕上がりは決して悪いものではなく、ハンドリングのよさなどはアルファードを凌ぐものを持っているのだが、如何せん高級ミニバン=アルファードというイメージが強すぎるというのが偽らざる現実となっている。
では、新型エルグランドが登場すると仮定して、エルグランドが復権するためにはどんなことが必要なのだろうか?
現行型は低床かつ低重心をアピールするために先代型よりも低い全高としたことで、運動性能は向上したものの、見た目の迫力や一見すると室内空間が狭そうという印象を持たれてしまった。そこで、新型では再び全高を高めて初代や2代目モデルのように威風堂々とした佇まいを復活させてみてはどうだろうか。
エクストレイルと同じ電動4駆で勝負を! EV化はまだ待て!!
マストで必要なのはパワートレインの電動化だろう。現行型のエルグランドはガソリンモデルのみのラインナップとなっているという点でハイブリッド仕様も持つアルファードに水をあけられている。
そこで新型エクストレイルにも採用されて好評を集めている新世代のe-POWERとe-4ORCEを備えたパワートレインを採用することで、“日産らしさ”と“走りの楽しさ”をアピールしたいところだ。
逆に一番して欲しくないのは、エルグランドの完全EV化だ。現時点で国産ミニバンの電気自動車としては過去に販売されていたe-NV200ワゴンのみであり、話題性は高いかもしれないが、多人数乗車かつ長距離を走ることが多い大型ミニバンは現状EVとの親和性が高いとは言えないので、ここは道を間違えて欲しくないところである。
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コメント
コメントの使い方今更この記事を見たけどほんとこの通り!
E52乗りだけどE53には残念しかない。
エルグランドはアルファードの品の無さを好まないユーザーの受け皿になってほしい。運転のしやすさや安定性は優れているし。
根本的にわかってないのが
2列目の窓が開かないの1点
開かないミニバンて商用かよ
ハイエースで後部窓が電動になったらアルファードより売れるから
やらないのとは違うよね
2020年にマイチェンしたけど、全然売れていないよね。全く見かけないし。
同時期にマイチェンしたオデッセイの方がよく見かける。
というか、現行型のデビューが2010年なのか…
フーガやシーマはダメだったのに、よく今年9月施行の騒音規制をクリア出来たね。