■スポーティー&高級感!! 2つのグレードを追加したCX-8
また、3列シートのSUVであるCX-8にも商品改良が加えられたので紹介しよう。
全体的なデザインは、兄弟車であるCX-5と統一感のあるものになった。フロントバンパーは、CX-5同様になり、リアは新たにCX-8独自のデザインに変更され、サイズは変わっていないが、より迫力のあるどっしりとした印象になった。
そして、グレードが見直され、新たに「スポーツアピアランス」と特別仕様車の「グランドジャーニー」が追加されている。
スポーツアピアランスは、各所にグロスブラックの塗装を施すことで、名前の通りスポーティな印象が強められている。
CX-5には「フィールドジャーニー」というアクティブな印象の特別仕様車があるが、CX-8の「グランドジャーニー」は、それよりも上質なデザインになっていて、キャンプというよりもグランピングに行くような高級感がある。
今回は撮影のみで試乗はできなかったが、スプリングを変更したり、ダンパーのセッティングを調整することで、ピッチ方向の揺れを少なくし、乗り心地はさらに向上しているという。また、アクセル操作に対してのレスポンスもさらにドライバーの感覚に合うようにリニアに進化している。
徐々により良く進化しているCX-8だが、開発当初から一貫して守っているものがある。それは、安全性能だ。SUVで3列シートという特殊なパッケージのため、特に3列目の衝突安全性能については、法規を満たすだけではなく、マツダ独自の基準を設けて開発しているそうだ。
国内法規では50km/hでのフルラップ衝突、US法規では80km/hでの70%オフセット衝突で、燃料が漏れないことが基準になる。
マツダでは、80km/hでの70%オフセット衝突で燃料が漏れないだけではなく、3列目の生存空間を確保する、そして、非衝突側の後席ドアが人力で開くことという項目をしっかりクリアしている。
法規を基準に考えるのではなく、リアルワールドで起こりうる危険を想定して設計されているので、実際のユーザーがより安心して使えるモデルになっている。
また、衝突テストの結果、上記の基準を満たしているのはもちろん、衝突側の後席ドアも開けることができたという。CX-8は家族で使う人も多く、安全性は特に関心が高いところ。先進の安全装備だけではなく、元々のクルマ作りからしっかりと考えられているところはマツダらしいと感じた。
【画像ギャラリー】紅葉の並木道を優雅に走りたい!! ロードスターとCX-8 マツダの2つのプレタポルテで着飾れ!!(7枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方