2022年5月27日に発売したホンダの主軸ミニバンである「新型ステップワゴン」の販売台数を見ると、苦戦を強いられているようにも見える。2022年1月13日発売の新型ノア/ヴォクシーに大きく引き離されているだけでなく、この11月28日にフルモデルチェンジする予定のモデル末期の現行セレナにも登録台数で負けているのである。
しかし、昨今のコロナウィルスの影響拡大や半導体不足による生産の遅れもあり、登録台数だけで車種の人気度を測るのはやや無理があるようだ。新型ステップワゴンの販売台数の落ち込みの理由はどこにあるのか? そこには車種の人気度を超えた苦悩があった。
文/遠藤徹
写真/ベストカーweb編集部、トヨタ、ホンダ、日産