もう聞き飽きた!! エンジン切るたび流れる「ETCカードが残っています」がマジで重要なわけとは?

■ETCカードの破損&盗難を防ぐためには

ETCカードの破損や盗難を防ぐには、やはりクルマを離れるときには持ち歩くというのが一番(Kanazawa photo base@AdobeStock)
ETCカードの破損や盗難を防ぐには、やはりクルマを離れるときには持ち歩くというのが一番(Kanazawa photo base@AdobeStock)

 こうしたETCカードの破損、盗難を防ぐためには、クルマを離れるときにETCカードを抜いて、財布などに入れて持ち歩くのが一番。

 高速道路のSAやPAで休憩するときも、車外からカードが見えるようなクルマなら、ETCカードを抜いて、クルマの外に出るようにしたい。

 グローブボックス内に車載器があったり、マツダのスマートインETC(サンバイザーの後ろに隠れるように車載器を収納)のように、外から車載器やETCカードが見えないタイプなら、短時間の挿しっぱなしは問題ない(施錠は必須)かもしれないが、それでも真夏であれば、カードを抜いてクルマを降りた方が安心だ。

 ちなみにBMWのミラー内蔵型の車載器は、ドライバー側からだと見えにくいが、意外と外から見えるので要注意。

 また今でもクレジットカード一体型のETCカードを使っている人は、早めにETC専用カード(クレジットカード分離型)に切り替えておこう。

 そして、車載器から抜き出したETCカードを、車内のどこかに置いておくのも当然NG。

 どうしてもETCカードを挿しっぱなしにしておきたい人は、防犯用のセキュリティシステムをインストールして自衛するのがベスト。

 盗難防止用のハンドルロックバーやタイヤロックなど、視覚的にも防犯意識をアピールできるアイテムと併用するのも有効だ。

 それでもETCカードを盗まれた場合(紛失した場合も)は、まずカード会社の紛失受付の窓口に連絡をして、ETCカードの利用停止手続きをする。

 そして警察に盗難届、遺失物届を出すこと。紛失したカードの不正利用があった際、カード会社から補償を受けられたとしても、警察に届け出ているのが条件になるので、速やかに警察に届け出ること。

■まとめ

 クルマから離れるときはETCカードを車載器から抜き取り、クレジットカードと同じように厳重に扱うこと。

 短時間でも挿しっぱなしにするのは、カードの有無が車外から見えない車載器のみ。

 クレジットカードと一体式のETCカードは即座に分離型にして、リスクをヘッジし、夏場は熱によるICチップの破損やカードの変形にも気をつけよう。

【画像ギャラリー】警告がいちいちウルサイなと思うなかれ!! 降車の際にETCカードを抜かなければならない理由(5枚)画像ギャラリー

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