トヨタの冒険車!! 国産車初の市販ミドシップには痺れずにはいられない MR2(SW20)
国産車初の市販ミドシップとしてトヨタが世に送り出したMR2。
重いエンジンを前後の車軸の間に配置したミドシップは非常に高い旋回性能を誇り、ハンドリングに素直に反応してくれるのがメリット。しかし、限界点を超えた時のコントロールは非常にシビア。実際、初代のAW10・AW11は極めてピーキーで、峠で挙動をコントロールするには高いスキルが擁されたことが難点だった。
そして1989年に登場したのが2代目となるSW20。ボディサイズ、排気量、出力ともにアップ。さらにスタイリングも大きく変更され、よりスポーティないでたちに。しかし、挙動のピーキーさには課題が残り、マイナーチェンジで足回りの見直しなども図られたが、それでも峠を攻めるにはかなりのスキルが求められることは変わらなかった。
ルックスも派手過ぎなくていいし性格もおとなしめ、なのに怒るとヤバい……みたいな「彼女にしたいけど実はヤバめな女子」みたいなクルマだったのだ。まあ、それがMR2の魅力だったのかもしれないが。ただし、「プアマンズ・フェラーリ」なんて口さがないことを言う輩もいた……。
ちなみに、頭文字Dでは、最後までハチロクにリードしていたものの、最後の最後で枯れ葉を踏んでツルン! で敗北と、「えーーーっ」な展開だったが、MR2のポテンシャルの高さは十分に描かれていたので、とりあえずプアマンズ・フェラーリの汚名挽回と、MR2オーナーはホッと胸をなでおろしたものだった。
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コメント
コメントの使い方汚名は返上するもので挽回するものではありません。