第1位:栄えある最難関ボディカラーはやっぱりあのレッド
そして鈑金職人が最も難しい色として挙げるのはマツダのイメージカラー「ソウルレッド」だ。鮮やかで深みがあり、角度によって濃淡が出るが、色つきクリアは塗り重ねる量で色が変化するため、隣接するボディとの色合わせが非常に難しい。
正面、左右方向では色味や濃淡が同じに見えても、上下方向からみると合わないことがあり、毎回一度の塗装で仕上がるかハラハラするとか。
実はこのソウルレッドは、現行マツダ車に採用されている「ソウルレッドクリスタルメタリック」と旧型に採用されていた「ソウルレッドプレミアムメタリック」の2種類あり、それぞれ専用塗料が必要というのも鈑金屋とっての泣き所。
マツダがこだわり抜いたボディカラーだが、鈑金職人にとってはフレンドリーではなさそうだ。
ここまでリペアが難しいボディカラーTOP5をピックアップしたが、鈑金職人曰く「総じて最近のクルマはすべて難しい」とのこと。塗装技術や設備は進化してきたが、それ以上にクルマのボディカラーが増え、塗装工程が複雑化しているというのがその理由だ。
高級車の鈑金修理だけが高くつくわけではないので、ちょっとした傷が思わぬ出費にならないよう、日頃の運転にはくれぐれも注意してほしい。
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