インプレッサ 22B STi Version/1998年発売
選ばないとSTIマニアが納得しないだろうし、実際に五指に入る秀作だから1998年3月に限定発売された「22B STIバージョン」を選んだ。これは3年連続WRCチャンピオンになったのを記念して発売された伝説のWRカー・レプリカである。ブルーマイカのクーペボディは全幅を広げるとともにトレッドも拡大している。
エンジンはボアアップして排気量を2212ccとしたEJ22改型水平対向4気筒DOHCターボを積む。今となっては280ps/37.0kgmのスペックは平凡だが、精緻なエンジンは身震いするほど気持ちいい。
5速のマニュアルトランスミッションやプロペラシャフトも強化され、意のままの走りを楽しめた。限定400台の発売だったが、2日間で完売となっている。
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最新モデルの「S209」は米国専売となるが、次なるSTIのコンプリートカーはあるのか? 答えは「ある」。STI関係者によれば次のコンプリートカー開発を検討しているという。
車名が「S210」になるのか、あるいは往年の“22B”を連想させる「20B-STIバージョン」になるのかは未確定ながら、2020〜2021年にかけてEJ20型エンジンを積んだ現行型WRX STIベースよしては最後のSTIコンプリートカーが登場する予定。
ファン垂涎の1台に期待が高まる。
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