多くのクルマ好きに刺さりまくっている映画といえば『ワイルド・スピード』シリーズをおいてほかにないはずだ。多くの日本車が登場し、またスタッフや俳優が日本を訪れるたびに話題となっている。5月には最新作『ワイルド・スピードX』(仮)の公開も予定されている。
今回は人気俳優ポール・ウォーカーが最後に出演した『ワイルド・スピード SKY MISSION』をご紹介しよう!
文/渡辺麻紀、写真/NBCユニバーサル・エンターテイメント
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■ワイスピ二枚看板のひとり、ポール・ウォーカーの遺作
2023年の車ファンがもっとも楽しみにしている映画と言えば、5月に日本公開予定の『ワイルド・スピードX』(仮)。メインのシリーズは全11作で(一応)終わりと発表されていて、本作と11作目が前後編になっているのではないかというウワサもある。
監督は、ジェイソン・ステイサムのカーアクション『トランスポーター』シリーズの2作を手掛けたルイ・レティリエというのも期待が高まってしまう理由のひとつだ。
その10作目を観る前におさらいしておきたいのがシリーズの過去作なのだが、今回は7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)をピックアップした。
本作を選らんだ理由は、ドミニクことヴィン・ディーゼルと同じようにシリーズの“顔”だったブライアンことポール・ウォーカーの遺作となったから。そのつもりで観ると非常に感慨深い作品になっているからだ。
また、本作でもうひとつ重要なのは、デッカード・ショウを演じるジェイソン・ステイサムの本格的参入だ。
前作の『EURO MISSION』(2013)の最後、それもエンドクレジットが流れ始めてから、東京でドムの仲間ハンの車を猛追して彼を殺し(!?)、ドムのものと思われる携帯に「すぐにオレを知ることになる」と意味シンなメッセージを残す謎の男として顔を出す。
本作では冒頭、意識不明状態で入院中のオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の元を訪れる男として登場し「兄のオレがカタをつけてやる」と復讐を宣言。ここでやっと彼のキャラクターがオーウェンの兄、デッカードであることが判明する構成になっている
ドムたちは“神の目”と呼ばれる監視プログラムと、それを作ったハッカーを犯罪組織から奪還するのが仕事なのだが、ことあるごとにデッカードが現われ、ドムたちに復讐しようとする。
ということは、ドムたちはふたりの敵と闘わなければならず、その分、アクションもてんこ盛りだし、登場する車の数もハンパない。破壊される車の数は軽く230台を超えるとも言われているほどだ。
コメント
コメントの使い方今では常識となった仕事より家族を優先することを真っ先に徹底し、海が好きだからこそ海洋調査や保護の為に寄付を惜しまなかった。
甘いマスク以上にナイスガイさに強く憧れたヒーローでした