今年も各メーカーから数多くの新型車が発表、発売されます。そんな新型車を私たちがまず目にするのはテレビやネット、雑誌などのメディアに掲載されたCMなどの広告ではないでしょうか。その広告で躍動する名・迷キャッチコピーが私たちの購買意欲を掻き立てるかもしれません。
本企画ではそんな皆様のクルマ購入にも少なからず影響を与えた名・迷キャッチコピーをご紹介しつつ、その時代やそのモデルの成り立ちにも触れていこうと思います! 最新から懐かしのキャッチコピーを皆様と思い出しながら、次世代にも伝えていけるか? さあレッツトライ!!
文/たかし.2 、ベストカー編集部
後世へのインパク度/★★★★★
■問題!!
記念すべき第1回のキャッチコピークイズは、日本発の世界的にエコとして認知されたあのシステムを初めて量産化した「あの」クルマのキャッチコピーとさせていただきました。「その」クルマの登場から四半世紀……さまざまな思惑も絡みクルマの進化は混迷を深めていますが、「この」クルマ登場の時、誰が予想できたでしょうか? さてそんなクルマはなんでしょう?
■答えは??
正解は世界初の量産ハイブリッドカートヨタ初代「プリウス」。1997年12月に発売。クルマの動力がエンジンからモーターへの移行……そんな未来がぼんやりと見えてきた頃、その繋ぎとしてのハイブリッドシステムは以前より着目されてはいました。しかし、今でいうところのマイルドハイブリッドシステム程度のものが主流となるという大方の予想でした。
そんななかトヨタはやるならとことんやってしまおう! と、エンジンもモーターも主役となり、とことん効率を追求したTHS(トヨタハイブリッドシステム)を開発し、プリウスに搭載しました。ただ、あまりの優れモノにライバル各社は追従できないことを悟り、競合各社は国を巻き込んで急激な電気自動車普及策に邁進と……想定外の流れができてしまいました。
四半世紀前、今のそんな混迷を誰が予想したでしょうか?(ちなみにシリーズパラレルと言われるフルハイブリッドシステムをモノにできたメーカーはトヨタのほかにはルノーと辛うじてホンダのみ……これも意外な結果ですよね)。ちなみに本家プリウスは今年1月にフルモデルチェンジを果たし、5代目となりました。
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