■さらに磨きがかかった2024年モデルが登場!
中古車相場を紹介する前に、公開されたR35型GT-R 2024年モデルの特徴を紹介しておきたい。フロントのデザインが大幅に変更され、空力性能を向上させ、洗練された乗り味を実現させている。
最高出力を維持しながらも走行時の不要なノイズと振動を低減することで、綿密に法律された感性に響くサウンドを実現。同時に車内快適性も向上させたのが特徴だ。
2022年で登場した特別仕様車の「T-spec」も設定され、プレミアムエディションT-specでは、専用のサスペンションセッティングと専用カーボンセラミックブレーキなどを採用し、よりしなやかで上質な走りと意のままに操れる楽しさを両立している。
また、GT-R NISMOは、空力性能の磨きこみをはじめ、サスペンションのチューニング、フロントメカニカルLSDを追加することでコーナリング性能を向上させることにより、GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮するという。
つまり、懸念されていた国内の騒音規制をクリアした最強のGT-Rというのが2024年モデルということなのだ。まだ価格や詳しいスペックは未発表だが、その期待値は大きい。
先ほども書いたとおり、R35型GT-Rの中古車相場は、2022年モデルの生産終了、受注停止を受けて、2022年1月~5月のわずか5カ月で平均価格が500万円以上という暴騰ともいえる値上がりとなった。
■2022年モデルの相場は大きく落ちるはず
しかし、1月の大幅改良が発表される直前の12月から値落ち傾向が始まっていたのだ。2022年12月の平均価格が約1,390万円。2023年1月に大幅改良が発表されると約1,343万円までダウン。そして2023年2月現在では約1,313万円とわずか2カ月で約77万円もダウンしているのだ。
とはいえ中古車の価格帯は、依然として約588万~約6,280万円と新車価格を大きく上回るクルマが流通している。その理由はこの後説明する。
知り合いの中古車販売店のスタッフに、最新のオークション価格を聞いてみると「NISMOは3~400万円落ちていますね。以前のように価格が付かなくなっています。」ということで、すでにオークションにおいて、プレミアム価格は終焉を迎えている。
しかし、販売店は高値で仕入れてしまっているので、値下げしたくてもできないのが正直なところだろう。これが現在も高額な中古車が流通している理由だ。
一方、高性能化した2024年モデルの新車価格は、3,000万円以上というプライスにはならないと考えられる。したがって、100台限定で販売された「T-spec」を除けば、R35型GT-Rの中古車相場は今後もさらに下がるのは間違いない。
特に最終モデルになるのではないかと思われていた2022年モデルの値落ちはかなり大きくなるだろう。
2024年モデルの登場によって、R35型GT-Rの中古車相場は適正に向かうということになるのは間違いない。
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コメント
コメントの使い方定価で新車買ったらいいだけ
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