春はオープンカーだぜ!! アンダー100万円で狙え!! 超絶ねらい目オープンカー3選

■初代BMW Z4(E85型)

筆者が所有する初期型の初代BWW Z4の2.2i
筆者が所有する初期型の初代BWW Z4の2.2i

 レトロデザインのBMWオープンカー「Z3」の後継車として、2003年に日本導入が開始された初代Z4。Mモデルの「Z4 Mロードスター」は高値で取引されているが、通常のソフトトップモデルは20万円台のものも流通するなど、まさに底値といってもいい。

 エンジンは2.2L、2.5L、3Lの3種類があるが、流通の中心は2.2Lの「2.2i」と2.5Lの「2.5i」のもの。もちろん排気量の差はパワーの差を生むのだが、すべて直6なので、いずれもBMWらしさは味わえる。

 トランスミッションは前期の3LにはSMGの設定があったが、ほかはすべてATのみ。年式や仕様よりも、内外装の状態や走行距離が価格に左右しており、コミコミ100万円+αの予算でも、コンディションのよさそうなものが狙える。

 やはり、電動ソフトトップは故障の定番なので、おススメは前期型の「2.2i」と「2.5i」の手動式ソフトトップ。ちなみに、筆者の愛車は初期型の2.2i。手動式ソフトトップの低走行のものを購入した。

■初代ダイハツ コペン(L800型)

初代コペン。2002年に誕生し、以後2012年まで10年間販売され、多くのファンから愛された
初代コペン。2002年に誕生し、以後2012年まで10年間販売され、多くのファンから愛された

 2代目となった今もその愛らしいスタイルで、多くのファンを惹き付けている初代コペン。2002~2012年の10年間も販売されたこともあり、流通量も多め。しかもMT車だって選べる。

 軽とはいえ、職人が腕をふるった丁寧な生産体制や技術陣の強いこだわりもあって、エンジンとサイズ以外は軽の枠を超える1台だ。ダイハツ車だけに、基本的には頑丈。私の友人も長く通勤車として愛用していたが、大きなトラブルの話は聞いたことはない。

 初期のみに存在した脱着式ハードトップ「ディタッチャブルトップ」を除き、すべて電動格納式ハードトップの「アクティブトップ」が標準。開閉機構の電動ポンプが壊れることもあるが、リビルトパーツや現行型コペンのパーツを流用したアップデートを行うショップもあり、故障の際も安くはないが直せない額ではないので、恐れることはない。

 価格は20万円台から200万円越えまでと幅広いが、全体の7割は100万円以下のもの。手軽なオープンカーとして愛されたためAT車が多いが、MT車も探せば見つけられる。ただ、予算を絞るならば狙い目は低走行のAT車だ。

■3代目マツダロードスター(NC型)

2005年にFMCを受けた3代目マツダロードスター。歴代モデルで最大排気量となる直4、2LDOHCエンジンを搭載している
2005年にFMCを受けた3代目マツダロードスター。歴代モデルで最大排気量となる直4、2LDOHCエンジンを搭載している

 2005~2015年の期間に販売された3代目ロードスターは、歴代モデルで最も車室が広いこととパワフルな2Lエンジンであることが大きな魅力。さらに歴代初のリトラクタブルハードトップモデルの「RHT」も設定された。

 ライトウェイトスポーツなので、MT車のソフトトップがおいしいと思われがちだが、オープンカーライフを主軸に考えれば力強い2Lエンジンと6速となるATでも充分に運転も愉しめる。

 また、ロングドライブ派には現行型の1.5Lと比べて高速クルージングが快適なのもポイント。100万円の予算でもMT車は見つかるが、主力はAT車。希少だが、RHTも見つかる。ただ、ロードスターは軽さが武器。ソフトトップ自体も軽くて手動操作も楽なので、ソフトトップもいい選択だ。

 今回はふたり乗りのオープンカーのみの紹介となったが、4人乗りオープンカーも4人で使うにはベース車が4,5人乗りであっても、構造が異なるため、ちょっと厳しい面もある。

 また、走行中の風の影響も後席のほうが受けやすい。後席付きのオープンカーを狙うならば、ぜひ試乗時に後席もチェックしておくべきだろう。

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