■2019年の東京モーターショーは大改革で入場者数急増!
そして2018年から章男さんは3度目の自工会会長に就任。動きはすばやく&大きかった。まず、自工会のメンバーを基本的に社長とすることに決めた(後述するが、これで章男さんも自工会会長を辞する流れになります)。
さらに2018年の東京モーターフェスは2016年と違い、出展社数も入場者も激増。大いに賑わった。その流れが2019年の東京モーターショー大改革につながっていく。
翌年に控えた東京オリンピックの準備で東京ビッグサイトの東館が使用できず、2カ所に分かれての開催となったが、さまざまなイベントを織り込んだこともあり、大賑わい。入場者数は77万人から130万人に急増した。
その勢いで準備を始めた2021年ながら、残念なことに新型コロナウイルス禍で開催中止になってしまう。長い前置きになったけれど、2023年の東京モーターショーである(東京モビリティショーに名称チェンジ)。
■章男さんは自工会会長辞任を申し出るも……
自工会会長の任期は2年。2018年に就任した章男会長の任期って2020年まででした。これまた新型コロナ禍などさまざまな理由があり、全会一致で章男さんの再任が決まったとされている。
このあたり、実情を書いちゃうと、2019年の入場者数急増は章男さんの努力によるもの。2021年の東京モーターショーで入場者数がダウンしたら、その時の会長の面目は丸つぶれになってしまうため、皆さん引いた。
そして、迎える2023年の東京モビリティショーである! 章男さんは再度頑張ってきた。自工会も私が知る40年余のなかで最も仕事していたと思う。というなか、章男さんがトヨタの社長退任ということに。
章男さんは「社長が会長になるべき!」と主張したこともあり、あっさり自工会会長を辞任すると表明した。この話を聞いて飛び上がったのは自工会と、次期自工会会長候補です。
皆さん、自らの実力を知っているから「とんでもないことになった!」と思ったことだろう。できれば海老のように(笑)バックしたいところ。思いっきり困ったことは想像に難くない。
■トヨタ社長時代より会長になってよりパワフルに!
当然の流れながら全員で章男さんに「もう1期お願いできないでしょうか」ということになったようだ。章男さん、実はトヨタの社長と自工会の会長を辞め、しばらく休みたかったらしい。
さすがに全員からお願いされたら断ることもできなかっただろう。社長が自工会会長になるべき、という話についても「いろんなケースがありますから」。100%外野にいる私でも「そうなるでしょうね~」と思う。
幸い私より2歳上の章男さん、スーパー耐久レースに出るくらいにパワフル。社長時代より東京モビリティショーに注力できると思う。2023年秋の開催が大いに楽しみになってきました!
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