マツダ CX-8にトヨタ ランクル……頼もしさ満点のラージサイズSUVおすすめ3選

　キングオブSUVに相応しいサイズを持つのが全長4801mm以上のSUV。フラッグシップ的な扱いになることも多いため、仕立てや装備においても妥協のない車種が多い。そんなセグメントで特におススメしたいクルマ3台をご紹介！

※本稿は2023年2月のものです
文／岡本幸一郎、写真／ベストカー編集部、トヨタ、マツダ、スバル
初出：『ベストカー』2023年3月26日号

■SUVの王様的カテゴリー！

　8台中の6台をトヨタとレクサス勢が占め、しかも本格的オフローダーをラインアップしているのもトヨタ／レクサスのみ。残る2台はマツダとスバルの現時点でのフラッグシップSUVで、日産とホンダがいないという状況だ。

　サイズは近くても価格帯がだいぶ違って、クルマ自体もそれ相応だが、さすがは各メーカー入魂の作が揃っているだけあって、おしなべて質感や完成度は高く装備も充実している。

　オフロードで未試乗のクルマにも想像のうえでの点数を記しておいたが、オフローダーとクロスオーバーではそれなりに走りは違って当然。10点の3台の走破性は、やはりこの中では別格的と思ってよい。

　コスパの高さではCX-8が光る。内外装の見栄えも走りもよく、使い勝手にも優れるなど充実した内容のわりに価格が控えめで買い得感が高い。

　アウトバックは車高が低めながら地上高は大きく、エンジンも1・8Lだがオンオフをとわず走りの実力は高い。

　クラウンはこれまでの日本車にはないタイプのクルマで、とくにRSのパワフルなエンジンや俊敏なハンドリングは、このなかでも異色だ！

■おすすめ1台目：マツダ CX-8

　威風堂々なSUVのなかでも、使い勝手がよく価格も控えめでオススメなのがこのCX-8だ。スタイリッシュなデザインにくわえ、三列シートを備えており大人数での使用もできる。

マツダ CX-8評価（各項目10点満点）
・乗り心地：9点
・オンロードの走りのよさ：9点
・オフロード走破性：8点
・動力性能：8点
・後席居住性：9点
・コストパフォーマンス：9点
・総合評価：52点

マツダ CX-8主要諸元
・全長×全幅×全高：4925×1845×1730mm
・ホイールベース：2930mm
・最低地上高：200mm
・エンジン：2.2L・直4 DOHCターボ
・最高出力/回転数：200ps/4000rpm
・最大トルク/回転数：45.9kgm/2000rpm
・WLTCモード燃費：15.4km/L

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