[GT-Rは? NSXは? スープラはどうなる??] 消滅!? 前に乗っておきたい 日本の300馬力オーバー車 10選

■やっぱりGT-Rが乗っておきたい1位(岡本幸一郎のベスト10)

 最も乗っておくべきクルマは、やっぱりGT-Rをおいてほかにない。ひたすら速さを追い求め、世界の列強にも衝撃を与えた走りはインパクト満点。こんなクルマ、もはや不世出。いずれファイナル版が出たら、なんとかして手に入れられないかと筆者も思っている。

〈岡本幸一郎の今乗っておきたいベスト10〉
1位 日産 GT-R[NISMO含](570ps)
2位 レクサス RC F(477ps)
3位 レクサス GS F(477ps)
4位 トヨタ GRスープラ(340ps)
5位 日産 フェアレディZ[NISMO含](336ps)
6位 日産 スカイライン350GT(306ps)
7位 レクサス LX570(377ps)
8位 ホンダ シビックタイプR(320ps)
9位 スバル WRX STI[RA-R含](308ps)
10位 ホンダ NSX(507ps)

 2位以降はいろいろな見方ができるが、筆者がこれは! と思っているのがレクサスのFモデル。5Lという大排気量の自然吸気V8エンジンなんて、いまや世界的にも貴重な存在に違いなく、実際にドライブしてもパワフルかつ豪快で爽快な吹け上がりは絶品。というわけでRC Fと消滅がウワサされるGS Fを挙げた。

今年1月にエンジン特性も見直されたマイチェン仕様が公開されたレクサスRC F。日本登場は5月予定

 LCも入れたいところだが、LCのキャラからするとハイブリッドのほうが似合う気もして、今回はゴメンナサイ。

 そしてスープラはその次あたりか。これまたいまやV8よりも貴重な直6エンジンは、プロトタイプに乗った時もやはりイイ音させていたのが印象的だった。市販版にも期待。

 次いで、こちらも忘れてはいけないフェアレディZだ。エンジンも足回りも粗削りなところは見受けられるが、それも含めどうこういってもZは歴代ずっと独自の世界観を持った日本の宝。走りの洗練度がずっと高いNISMOがお薦め。

320psを発揮する最強のFFスポーツを誇るシビックタイプRは、国沢氏が4位、岡本氏が8位にランキング

 同じく日産の双璧ながら、すっかり存在感が薄れているスカイラインも、実は大いに見どころアリ。「世界最速のハイブリッド」を謳う350GTは、0〜100加速も5秒を切るだけあって、実際かなりの速さ。3.5L V6に強力なモーターという組み合わせも、今後ますます貴重になりそう。もっと目を向けるべき価値のある1台だ。

 なかなかないという意味では、LXもそうだ。こんなに豪奢な和製オフローダーなんてこのクルマだけ。ウルトラスムーズなV8エンジンも好印象。かなり異端な存在だが、そこがこのクルマの魅力。気になるならぜひ今のうちに。

SUVでふたりともベスト10内に入れたレクサスLX。国沢氏は10位、岡本氏は7位にランクイン

 一方、2Lクラスにも興味深いクルマがある。この2台、どちらを上にするか迷ったが、エンジンフィールとコンセプトの突き抜けっぷりで、シビックタイプRを上にした。かたやWRX STIは、この価格でこの性能が手に入るのは驚異的。さらに、完熟のEJ20に敬意を表わしたい。どちらもぜひ味わっておく価値のあるクルマたちだ。

 そしてNSX。もちろん超絶スゴイ1台ではあるが、価格が高すぎて、ぜひ乗っておくべしと言いづらいし、NSXなら規制が厳しくなってもハイテクでカバーしそうな気もするので、この順位にて失礼します。

スープラはBMWがハイブリッド技術を持つため生き延びる可能性があるとして、国沢氏はランク外とした


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