海外勢が強力に進めるフラッグシップの高級EV。そのなかでもドイツからメルセデスベンツがEQS、BMWからi7の2台が登場。「ここは未来か?」と言いたくなるほど目からウロコの近未来装備が盛りだくさんの2台を徹底チェック!!
※本稿は2023年2月のものです
文/片岡英明、写真/ベストカー編集部、撮影/中里慎一郎、平野学
初出:『ベストカー』2023年3月26日号
■ドイツ勢が先行する高級BEV
BEVの世界において、日本勢が追いつけない高みにあるのが、ショーファードリブンと呼ばれる高級BEVの世界だ。高級車の看板を掲げたレクサスは電動化を積極的に推し進めている。だが、SUVにBEVを出したが、フラッグシップのLSはマルチステージハイブリッドだ。
度肝を抜かれたのは、BMWが送り出したi7である。7代目7シリーズをベースに開発されたBEVだが、ベンツのSクラスに負けない、強い存在感とオーラを放っていた。威圧的なフロントマスクに圧倒されるし、ボディカラーからも特別感が伝わる。
走りも驚くほど上質だ。しなやかな乗り心地や静粛性の高さは極上レベル。この値段なら買い得じゃないの、と思ってしまうほど優雅だった。それでいてスポーツカー並みに鋭い加速を見せつける。まるで風林火山のような走りだ。ハンドリングもBMWらしい軽やかな操舵フィールだからボディが小さく感じる。
コメント
コメントの使い方今は数年前のEクラスに乗っており、そろそろEVがいいかなあと、この間両方とも実車を見に行ってきました。
EQSの方はどうも内装は下品だし外装もちゃっちいし微妙で、i7は内装こそ豪華でいいものの、外装がトヨタの某大型ミニバン以上のエグさで正直見ていられなかったです。
私から言わせればドイツ車は中国市場を意識しすぎてどんどんブランド劣化してますけどね。次はレクサスかも。