「まゆ毛つながり」とか言わないの! 横一直線のテールランプはなんでこんなに流行るのか?

■ヒョンデ コナはフロントにも一直線のLEDを配置!

EV仕様が日本にも上陸するヒョンデ コナはフロントにも一直線LEDが!
EV仕様が日本にも上陸するヒョンデ コナはフロントにも一直線LEDが!

 一直線テールランプを最初に取り入れたのはどのクルマか? この回答は諸説あって正解が定かではない。中国市場で始まったという説もあるが、世界的にみると2015年にポルシェの電動コンセプト「ミッションe(のちのタイカン)」、2016年にはブガッティ シロンがこの意匠を採用している。2018年になると普及期に入り、アウディQ8やA8、起亜プロシード、アストンマーティン ヴァンテージあたりに一気に一直線テールランプでデビューしている。

 ドイツ車では、このテールランプをEVの未来感と結びつけるパターンが多い。メルセデスのEQシリーズやアウディのe-Tronシリーズなどはほぼ全車がこのテールランプだ。日本国内でみると日産がこのポリシーを採用しており、冒頭でも触れたサクラやアリアがそのルールを取り入れている。

 いっぽうブランド全体のシンボルとしているのが近年のレクサスで、現在の主要ライナップはもちろん、上海ショーで初公開されたLMや、ティザー画像が公開されたGXでも一直線テールランプが採用されている。

 左右に繋がるのはテールランプだけと思っていたが、今年になってフロントマスクにも同様のデザインを採用するクルマが現れた。それが韓国ヒョンデの新型コナ。ボンネット前端に横一直線のLEDを配し、デイタイム・ランニング・ライトとして機能させるようだ。

 このヒョンデ コナ、「エレクトリック」というBEV仕様が年内にも日本に上陸する予定だから、その姿を間近でみる機会も増えそうだ。

 クルマの電動化に伴い、灯火類は単なる視界確保といった機能を超え、インターフェースとしての役割を高めている。アウディなどはライトのON/OFF時に個々のLEDが巧みに動くアニメーション機能を取り入れているが、こうした動きは他車にも広がっていくだろう。

 シーケンシャルウィンカーに一直線テールランプ。ライトの流行は今後もめまぐるしく変わりそうだ。

【画像ギャラリー】遠くからでも目立ちまくりな一直線テールランプカタログ(27枚)画像ギャラリー

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