■上りのワインディングもグイグイ
そしてワインディング。こういった道を楽しく走る目的のクルマでないことは確かだが、山間部が多い日本では峠道でのフィーリングも重要と言える。実際に急勾配のワインディングに差し掛かるとCVTがトルクバンドとなる3500〜4000rpmあたりをキープしてストレスなく上っていく。
腰高感とロール感はあるため思い切ったツッコミはできないが、ステアリングに対して素直に反応してくれる。想像以上にストレスフリーにワインディングをドライブすることが出来た。
また、パドルシフトでエンジンブレーキを効かせることができるのも嬉しいポイントだ。パドルシフトでシフトダウンしたあと、しばらくアクセルを踏んでいると勝手にDレンジに戻るため使い勝手も良い。ギアを固定したければSモードをチョイスすると、ドライバーがセレクトしたギアに固定される。
あらゆるシチュエーションでN-BOXを試乗したが、N-BOXは広々とした室内空間を持ちつつも、様々な場面で概ね満足のいく走行性能を見せてくれた。高い利便性がありながらもクルマとしての出来の良さが売れてる理由に繋がっているはず。そして、最後に金額表を見てビックリ。
今回試乗したLターボコーディネートスタイルは比較的装備も充実している。そのため「価格は200万を超えるかなぁ…」と思っていたらディーラーオプション込みで184万3600円というプライス。グレード選択に自由があって、自分がほしい装備を選んでも価格を抑えることが出来るのも売れている理由と言えるだろう。
2代目となる現行型は2017年から販売されているため、モデルライフは約6年となる。そろそろ古さが目立つ時期になるかもしれないが、今回の試乗で「そんなことはない」と思わせてくれた。フルモデルチェンジの噂も少し聞こえ始めたが、軽自動車No.1の座はまだまだ譲らないことだろう。
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