■ランドクルーザー300/一時期は3000万円超えも現在は1650万円が最高値
2021年8月に発売され、海外への輸出禁止、転売禁止の誓約書を書かされて注文書にサインすることが話題になったランドクルーザー300。
こうした転売ヤー対策をしたのにも関わらず業者オークションにも出品され、2022年4月の大手中古車検索サイトには2950万円(ZX)という2.3倍価格で販売されるなど、とんでもない暴騰ぶりだった。
その後、2022年7月1日にメーカーから受注停止の案内がなされ、2023年6月現在も受注停止の状態が続いており、納期も4年以上(トヨタディーラー調べ)と相変わらずの状態だ。
一時、約3000万円だったランクル300、大手中古車検索サイトで調べてみると、新車発売当時に比べ、だいぶ安くなってきた。
とはいっても、中古車相場は一番安いものが995万円のGRスポーツ(ディーゼルターボ、1.1万km)から、最も高いZXのモデリスタエアロ付きが1650万円(3.5ZX、1.1万km)。なんとランクル300だけで126台も流通している。
新車価格はZXディーゼルが760万円、GRスポーツディーゼルが800万円だが、中古で購入する場合、最低1000万円は出さなくちゃいけない。しかし、一時期よりも値が下がっているのはたしか。今後の動向に注目していきたい。
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納期の長い新車を買って、転売し儲けようとする人達が早く減ってほしいと切に願うばかりだ。各ディーラーでは購入者に転売禁止の誓約書を書いてもらっているが、中古車市場を見る限り、それが抑止力になっていないようである。何か対策はないものか。
とはいえ、コロナ禍が去りつつある今、ようやく中古車価格が値下がり傾向にあるのは嬉しいかぎり。早く、本来の欲しいユーザーにクルマが行きわたる状況になってほしいものである。
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