脱出用ハンマーがない場合は、水圧の影響が小さくなるのを待つ
窓が開かず脱出用ハンマーもない場合、身近なものでガラスを割ろうとするところですが、傘やヘッドレストの棒などで窓を割ることは、ほぼ不可能だと考えてください。応力が集中する脱出用ハンマーでないと、サイドガラスはびくともしません。
この場合は、落ち着いて、クルマの中と外で水位が同じになって、水圧の影響が小さくなるのを待ちます。水位が同じになってきたら、ドアロックを解除して、足でドアを蹴るなどで勢いよくドアを開けることで、脱出することができます。
それでも開かなかった場合は、さらに車内に水が充満するまで待ち、水が首のあたりまで来たとき、先ほどと同様に足でドアを蹴るなどで勢いよくドアを開け、脱出します。ドアロックは車内からであれば水没していても解除することができるので、安心してください。
とにかく落ち着いて対処して!!
水没したからといって、119番通報などして救助を待っていると、脱出のチャンスを失ってしまう可能性があります。水没したらとにかくまずはシートベルトを外し、出口となるサイドガラスをあけるようにしてください。ハイブリッド車やバッテリーEVであっても、水没直後に感電するようなことはないので、落ち着いて脱出に集中してください。
【画像ギャラリー】「まさか」に備えて覚えておこう!! クルマが水没したときの脱出方法(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方