世の風潮に押され、今や貴重な存在となりつつある純内燃機関をパワートレーンとしたクルマたち。楽しめるのもあとわずか!? でも今から超プレミアムスポーツに乗るには金策が……というアナタの強い味方がホットハッチ。日欧を代表する、走りは一級品のホットハッチを存分に味わってみよう!!
※本稿は2023年5月のものです
文/斎藤聡、写真/ベストカー編集部、撮影/平野学
初出:『ベストカー』2023年6月26日号
■純内燃機関を味わうなら今のうち
自動車の歴史を紐解くと、世界で初めて自動車と認められる乗り物を開発したのはニコラ=ジョゼフ・キュニョーという人物だったと言われている。3輪の武骨なフレームボディの前に大きな蒸気の釜を搭載した“キュニョーの砲車”で知られるアレだ。
その後オットーによる「オットーサイクル」(4サイクルエンジン)の発明を経て、1885年ゴットリープ・ダイムラーによってガソリンエンジンが開発された。そしてガソリンエンジン車の誕生は1886年カール・ベンツによるパテント・モトールバーゲンだった。
そこから後内燃機関を搭載した自動車はもの凄い勢いで進化を遂げる。
ところが、そんな純内燃機関(ICE)車に乗れるチャンスはもうあまり残されていないかもしれない、というのが現在われわれの置かれた状況だ。もちろん目前に差し迫ったカーボンニュートラルを実現するためだ。
であればこそ、クルマ好きを自負するものなら、この130余年人類が培ってきた英知の集大成であるアツきICE車を味わってみてはどうだろうか。
・ホンダシビックタイプR
・トヨタGRカローラ
・ルノーメガーヌR.S.
・フォルクスワーゲンゴルフR
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