スペインのコーチビルダーであるフータン オートモービルズのスポーツカー「フータン グランドアルバイシン」が日本で販売開始となった。ここでは、マツダ ロードスターをベースにおしゃれレトロに仕立てられた個性派カスタムカーの中身を見ていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/フータンジャパン
■ロードスターがクラシックな雰囲気に! スペイン発の「フータン グランドアルバイシン」
フータン オートモービルズは1991年にスペイン サンタフェで設立された少数生産の自動車コーチビルダー(改造車体メーカー)。個性的でクラシックなスタイルのクルマを、ハンドメイドで一台一台製作している。
今回、日本で発売される「フータン グランドアルバイシン」はマツダ MX-5(マツダ ロードスター スペイン仕様)をベースに、ハンドクラフトによる仕上げを随所に取り入れたスポーツカー。
モデル構成は、レトロタイプの「ヘリテージ」とスポーティーな「ビスポーク」があり、それぞれにカブリオレとタルガトップが用意される。
エクステリアは、ロードスターの面影を感じさせない起伏に富んだボリューム感のあるデザイン。フェンダーがクラシックカーの雰囲気を醸し出している。
インテリアはベース車両のデザインを踏襲しながら、ふんだんに使われたレザーとウッドによって高級感あふれる空間に仕上がっている。
サイズはベース車両に対して全長は29cm長く、幅は5.5cm広く、全高が1cm低くなっているが、車重はベース車と同じ990kgを維持。
エンジンは最高出力132psの1.5Lに加え、スペイン仕様がベースとなっているため最高出力184psの2Lを選べるのが特徴。左ハンドル、6速MTと相まって、ヨーロッパの本格的スポーツカーを楽しめる仕様となっている。
■クラシックな「ヘリテージ」とスポーティーな「ビスポーク」
レトロタイプの「ヘリテージ」は、伝統的なスポーツカーを想起させる独特のクラッシク感が漂う。名立たるヘリテージカーからインスピレーションを得てデザインされたという。
フロントとリアのバンパーやドアハンドル、ヘッドレスト、ミラーキャップなど、各所にちりばめられたクロームパーツや、高級感あるクラシックな17インチスポーク調ホイールが装備される。
一方、スポーティーな「ビスポーク」は、ボディ全体に走る特徴的なラインや異彩を放つ独特のグリルに加え、オリジナルの17インチ星形ホイールを装備する。
そのほか、ボディカラーやシート素材・縫製やパイピングなどは自分の好みに合わせてカスタマイズすることが可能。世界に一台、自分だけの特別なクルマを作り上げることができるという。
車両価格は910万円(為替レートにより変動)からとなっている。クラシックな雰囲気が目を引くデザインに加え、思い通りのスタイルにカスタマイズ可能とあって、他の人とは被りたくないユーザーに注目のカスタムカーとなりそうだ。
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