急に前を走るクルマが止まったり、クルマや自転車、歩行者が飛び出してきたなど、全力ブレーキが必要となることは誰にでも起こりえることですが、全力でブレーキを踏むことは日常の運転ではほとんどないためか、多くの人が、いざというとき、全力でブレーキを踏むことができないようです。意外とできない全力ブレーキの踏み方について、振り返っていきましょう。
文:吉川賢一
アイキャッチ写真:Adobe Stock_Konstiantyn Zapylaie
写真:Adobe Stock、写真AC
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コメント
コメントの使い方「あああ」さんも書いていらっしゃいますが、ABSのガガガーについての周知徹底が全ての媒体において全く不足してると思います。
ABSのガガガーを経験したことのないドライバーがパニックブレーキを掛けた時、突然車がガクガクし聞いた事の無い大きな音が出たら車が壊れたと思って慌ててブレーキから足を離してしまいます。
記事の大筋にはまったく異論が無いのだが、いいかげん、ポンピングブレーキという言葉の位置づけを見直したほうが良いと思っている。
後続車に知らせる目的で行うのは「予告ブレーキ」とするなど。こちらは必要。
ロック防止のポンピングは現代においては不要。
記事内やコメントに同意で、フルブレーキする練習は必須だと思います。
私も逆走車や危険割り込みなど色々遭遇してきましたが、住宅街で踏み間違いにより飛び出してきたときは、ブレーキ補助が効いてあって良かったと思いました。
サーキットで慣れている人でも、補助機能は利益になります。ぜひ搭載車を買って、その上で踏力も鍛えるという両輪で危険に対処しましょう。
>いつでも踏めるようにイメージだけでもしておこう
車を購入したら、適当な場所で、フルブレーキとはどんなものか、ABSはどのように効くかくらいは一度経験したおくことを勧めます。
もう20年以上前かな。欧州における、事故時の日本人の典型的挙動として、
「ああーっ、ぶつかる。」と言いながら、フルブレーキせずに前の車にぶつかる。
フルブレーキ時、ABSでガガガとなると、「車が壊れたか」と、ペダルから足を外す(ABSの挙動を知らない)
「事故る」と思ったら、とにかくフルブレーキでとのことでした。
>全力で踏み切れないのには「意識の問題」も
普段からなにかあるとブレーキやアクセルをゆるめるではなく、すぐハンドル操作をやっているのが身についちゃっていて、咄嗟の時にもブレーキが踏めずハンドル操作をしてしまうってのがおおいんじゃないのかな。
「左折車がいる!」ですぐ車線とびだして追い越しをしかけるひととかさ(危険な上に、ほとんどの場合違法。しかもたいていろくに時間もかせげず意味もない)
もっとも重要なのは、速度違反をしないこと。次がわき見運転をしないこと。
そして、速度を落とすべき時には速度をおとし、徐行すべき時には徐行する。
車間距離をきちんと確保も大切か。とうぜん、信号や一時停止などもまもる。
そういったことをちゃんとやっていれば、そもそも全力ブレーキが必要な状況はまず発生しないんじゃないのかな。
全力ブレーキが必要な状況はまず発生しないだろう運転は危険ですよ