ヴェゼルとライズよりも売れてるSUVがあるってホント⁈ 都会派SUVの選び方とは⁇

ヴェゼルとライズよりも売れてるSUVがあるってホント⁈ 都会派SUVの選び方とは⁇

 今話題のコンパクトSUVをランキング形式で丸ごとチェック‼︎ 野生派?都会派?デートカーにも日常使いもできる最新のコンパクトSUV‼︎安全性も燃費も高次元で今買いたい都会派SUVをバッチリ解説‼︎ 

※本稿は2023年7月のものです
文/渡辺陽一郎、写真/TOYOTA、HONDA、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年8月26日号

■TOP3はトヨタが独占!! つまり順位の差はクルマの実力差だ

クルマが高額化し、サイズのわりに車内が広く価格も比較的手頃なコンパクトSUVに人気が集まっている
クルマが高額化し、サイズのわりに車内が広く価格も比較的手頃なコンパクトSUVに人気が集まっている

 今は安全装備の充実などによってクルマの価格が高く、15年前の1.2~1.4倍だ。小さなクルマへの乗り換えが進み、特にコンパクトSUVは、サイズのわりに車内が広くて人気も高く、販売も好調だ。

 今回の1~3位まですべてがトヨタ車で販売力が等しいと考えられるため、TOP3の差は現時点でのクルマの実力差と考えていい。

■1位:トヨタ ヤリスクロス(販売台数:4万1200台)

販売台数ランキング・コンパクトSUV部門第1位のトヨタ ヤリスクロス。全長4180×全幅1765×全高1590mm 1.5L、直3DOHC(91ps/12.2kgm)+モーター(80ps/14.4kgm) 27.8km/L 価格186万6000~293万6000円
販売台数ランキング・コンパクトSUV部門第1位のトヨタ ヤリスクロス。全長4180×全幅1765×全高1590mm 1.5L、直3DOHC(91ps/12.2kgm)+モーター(80ps/14.4kgm) 27.8km/L 価格186万6000~293万6000円

ダウンサイジングに最適!?!? 人気な理由は燃費だけじゃない!! ヤリスクロスを解説!! 

 フロントマスクは鋭角的なデザインでカッコよく、全長は4200mm以下に収まるから混雑した街中でも運転しやすい。後席は窮屈だが、着座位置が高めでヤリスよりは快適だ。パワーユニットは1.5L、直列3気筒のノーマルタイプとハイブリッド。ハイブリッドG・2WDはWLTCモード燃費が30.2km/Lと優秀だ。

*   *   *

 販売1位はヤリスクロス。外観が都会的で走行性能も優れ、ハイブリッドの燃費はSUVの最高峰だ。後席は少々狭いが大人の着座は可能で、外観のカッコよさと実用性を両立させて販売も伸びた。

■2位:トヨタ カローラクロス(販売台数:3万2790台)

販売台数ランキング・コンパクトSUV部門第2位のトヨタ カローラクロス。全長4490×全幅1825×全高1620mm 1.8L、直4DOHC(98ps/14.5kgm)+モーター(72ps16.6kgm) 26.2km/L 価格199万9000~319万9000円
販売台数ランキング・コンパクトSUV部門第2位のトヨタ カローラクロス。全長4490×全幅1825×全高1620mm 1.8L、直4DOHC(98ps/14.5kgm)+モーター(72ps16.6kgm) 26.2km/L 価格199万9000~319万9000円

カローラ兄弟のSUV!! 実用性の高いコンパクトSUVはこれで決まり!!

 全長4500mm以下のコンパクトSUVでは荷室容量が大きい。後席を使った状態でも荷室長が849mmと長く、リアゲートの角度も直立するから背の高い荷物も積みやすい。後席の足元空間も広くファミリーに適する。

 パワーユニットは1.8L、直列4気筒のノーマルタイプとハイブリッドで、ハイブリッドG・2WDの価格は275万円だ。

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 カローラクロスが販売2位に留まった理由は、ヤリスクロスよりも価格が高いからだ。ヤリスクロスGとカローラクロスGを比べると、価格は後者が22万円上まわる。

 その代わりヤリスクロスよりも全長が約300mm長く、パワーユニットも直列3気筒1.5Lから直列4気筒1.8Lに拡大するが、多くのユーザーは「ヤリスクロスで充分」と考えた。ヤリスクロスでも4名乗車は可能で、ボディが小さいから運転しやすく燃費もいい。

次ページは : ■3位:トヨタ ライズ(販売台数:2万7411台)

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