■まだまだあるぞ謎グレード!! GLにGXさらにカスタムの正体って!?
当時のグレードで分かりにくいものはまだまだ存在しており、例えば2~3代目サニーに存在していた「GL」や「GX」というグレードも一見するとどちらが上か分かりにくい。
このグレード名の解釈には諸説あるようだが、GLは「Grand Luxury」、GXは「Grand Extra」となり、前者は「特別豪華な」、後者は「特別偉大な」という意味になる。
結局日本語に訳してもどちらが上なのかは判断しにくいというのが正直なところだが、サニーの場合はGXが最上級グレード、GLがそのひとつ下のグレードということになっていた。
また「カスタム」というグレードは日産セドリックに初代から存在する歴史あるグレードでもあった。
これがクラウンになると2~6代目モデルまでのステーションワゴンモデルにカスタムのグレード名が与えられており(7代目からは“クラウンワゴン”となる)、こちらもグレード名だけでは判別が難しいものとなっている。
■では現行車が分かりやすいかというと……?
このように昔の車種では、グレード名を一見するだけではどちらが上級かすぐに判別が難しくなっていたが、現在のモデルが分かりやすくなっているかというと実はそうでもないようだ。
現在のモデルの多くはグレード名に「X」や「G」など、アルファベット1文字を与えている車種が多く、グレード名エンブレムを備えるものも少なくなってきていて、こちらも一目でグレードの優劣を判断することが難しくなっている。
また同じアルファベットであってもメーカーによってそのポジションはさまざまだ。
例えば「X」系のグレード名はトヨタではエントリーグレード、日産では中間グレード、スズキでは上級グレードにそれぞれ与えられており、ユーザーがどのメーカーの車両に乗っているかで、同じグレード名でも与える印象が大きく異なっているのだ。
そう考えると今も昔もグレードの上下が一目でわからないようにメーカー側が配慮している、という説もありそうだ。なぜならどんなグレードであってもユーザーにとっては大切な愛車であることに違いはないからだ。
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コメント
コメントの使い方『謎』などという、どこかの素人の自動車記事のような単語はベストカーさんには使って欲しくないです。