■三菱デリカD:5・Gパワーパッケージ・4WD(433万9500円/8速AT)
かつて3列シートのミニバンでは、ディーゼルエンジンが高い人気を得ていた。それが今は三菱デリカD:5とトヨタグランエースのみになった。
デリカD:5のクリーンディーゼルターボは、排気量が2.2Lで、最高出力は145馬力(3500回転)、最大トルクは38.7kg-m(2000回転)だ。
運転すると古典的なディーゼルの性格を感じる。吹き上がりは鈍いが、低回転域ではディーゼル特有の強く粘りのある駆動力が発揮され、やや粗いノイズも聞こえる。
この特性は好みが分かれるところで、欠点にもなり得る。しかしデリカスターワゴン、デリカスペースギアといった2000年代前半までのディーゼルエンジンに親しんだユーザーなら、懐かしさや馴染みやすさを感じるだろう。
ディーゼルエンジンは実用回転域の駆動力が高く、ガソリンエンジンに比べて高回転域の拭き上がりは鈍い。車種によってはノイズも大きい。これらの特徴の捉え方が、ユーザーにとって大きく異なることも、ディーゼルエンジンの面白さだ。
【画像ギャラリー】こちらの「D」はディーゼルのD!! リッター200円時代を華麗に駆け抜けるディーゼルエンジン搭載車!!(26枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方