■まさか「腐りかけのキノコ」に聞こえてしまうなんて…!? 日産 初代フーガ(2004~2009年)
●日本やイタリアでは通用するネーミング…なの…だが…
日産フーガは、2004年から2022年まで製造販売されていた日産のアッパークラスセダンです。
フーガという車名は音楽用語のFuga(遁走曲)と日本語の「風雅」から来ているもので、「(音楽形式の)フーガのような調和」と「上品で優美さ(風雅)」との意味が込められているとのこと。
しかし英語を母語とする人間が「Fuga」と聞くと、自動的に「腐りかけたマッシュルーム」を連想してしまうのだそうです。
横文字のネーミングというのはやっぱり難しいですねぇ。
・発売年月:2004年10月
・エンジン種類:V6 DOHC
・総排気量:2495cc
・最高出力/最大トルク:210ps/27.0kgm
・全長/全幅/全高:4830×1795×1510mm
・車両重量:1630kg
・諸元記載グレード:250XV
●ざんねん度:★★★☆☆
■「座れないが、そこにある」という現代アートのような謎の3列目シート 日産キューブキュービック(2003~2008年)
●わずかなサイズアップで座席数を増やすのは無茶だった
日産キューブキュービックは、2代目の日産キューブをベースに作られた3列シート/7人乗りの派生車種で、2003年から2008年まで販売されました。
ホイールベース(前後の車輪間の距離)と全長は普通のキューブより延ばしていますが、大幅に延長させたわけではありません。
そのサイズで3列にしたので、当然3列目は激狭です。そして3列目に人が座るには2列目を限界近くまで前にスライドさせないと難しいため、結局は2列目も激狭に。
3列目は緊急用ととらえ、普段はたたんでおくしかありませんでした。そもそものコンセプトに無理があったのか、後継モデルは登場していません。
・発売年月:2003年9月
・エンジン種類:直4 DOHC
・総排気量:1386cc
・最高出力/最大トルク:98ps/14.0kgm
・全長/全幅/全高:3900×1670×1645mm
・車両重量:1160kg
・諸元記載グレード:SX
●ざんねん度:★★★★☆
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コメント
コメントの使い方キューブに乗っています。キュービックでなくても広い車内とラゲッジ、扱いやすいサイズ感を保っています。シンプルかつしっかり造り込まれた車で、現代の車、とりわけトヨタやダイハツには到底作れないコンパクトカーですね。乗り換えるつもりはありませんが20年目に突入するので、ハスラーかエスクードあたりを買い足そうと家族会議。
キューブキュービック新車で買って8年持ってました。
このパッケージでもう少しトルクのあるエンジン(モーター)だったらまた買うのにな〜と思ってます。
3列目シートがフルフラットになる事、逆にエマージェンシーシートとして使えることが重要でした。
記事のような まるで3列目常用 のような使い方をする人は別の車買えばいい、それだけ。
キューブキュービック乗ってます。
3列目シートを倒すとワゴンのように平らになるので荷物の出し入れが非常に楽です。
何故後継を出さないのか理解に苦しみます。
キュービック乗ってたけどよかったですよ、
後継車待ってたくらい、次がなかったのが残念です。
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