CX-5にGR86……せっかく新車買うなら長く乗りたいよね!!! 「10年乗っても飽きない」国産車7選

■岡本幸一郎が選ぶ1台は?

岡本幸一郎氏が選ぶ1台はマツダ CX-5
岡本幸一郎氏が選ぶ1台はマツダ CX-5

 10年というのはクルマにとって結構長い時間の単位だと思います。10年も経ったらデザインも装備も常識が全然変わっているはずです。

 長く乗るつもりで買っても、どうしても飽きが来たり、調子が悪くなったりするかもしれないので、10年はなかなか乗れないでしょう。

 でも、もし10年乗るつもりで選べと言われたら、現時点ではCX-5が最有力候補ですね。

 ポイントは、買ってからできるだけ後悔しなくて飽きなさそうなことと、今じゃないと買えない=今だからこそ買えること、でしょう。

 せっかく新車を買うなら、できるだけフレッシュな気持ちを長く維持させたい。意を決して新車を買っても、改良で大きく変わると、内容によっては途端に愛情が薄れてしまう。

 だから、なるべくあまり変わらなさそうなクルマのほうがいい。その点、すでに商品改良を繰り返してきたCX-5なら、もうそれほど大きく変わることはないでしょう。

 さらに、この先では買えなくなりそうな何かを持っているクルマがいい。その点でも、2.2LのSKYACTIV-Dはなかなか魅力的です。普通に買えるうちに買っておくのは大いにアリでしょう!

■清水草一が選ぶ1台は?

清水草一氏が選ぶ1台はホンダ シビックe:HEV
清水草一氏が選ぶ1台はホンダ シビックe:HEV

 シビックはスバラシイ。オーソドックスな5ドアハッチバックスタイルは、適度にスタイリッシュでスポーティで、10年乗っても飽きは来ないだろう。

 いや、10年後は今よりもっとクラシカルでステキに見えるんじゃないだろうか? 流行りのスタイルじゃないところがイイんだよね。

 居住性も超オーソドックス。インテリアもスーパーオーソドックス。奇をてらったところが全然ない。

 スバラシイのが走りだ。シャシーはしなやかスポーティ。パワートレーンは適度にパワフルで燃費もイイ。そして気持ちイイ! 

 なにしろホンダの2L自然吸気エンジンだ。基本は発電機の役割のくせに、回すともの凄く気持ちイイんだから驚くしかない。こんな気持ちいいハイブリッドシステムは史上初だ。

 そりゃまぁタイプRのほうが速いけど、長く乗れるクルマってそうじゃないと思うんだ。だいたいタイプRじゃ距離伸ばす気にならないでしょ、値落ちが気になって。

 その点e:HEVならガンガン乗り倒せる。乗り倒しても燃費は平均20km/Lくらいは行くだろうから、将来のガソリン高にも耐えられるはず。いろんな意味で、クルマ好きが長く乗るにはベストじゃないだろうか!

■大音安弘が選ぶ1台は?

大音安弘氏が選ぶ1台は日産 スカイライン400R
大音安弘氏が選ぶ1台は日産 スカイライン400R

 一度は乗ってみたかった憧れの一台だったのが、スカイライン。憧れた往年のモデルたちは、今や世界の人気者。

 しかし、路線変更したV35以降は、従来のスカG像とは異なり、私には刺さらず。それは現行型も同様だったが、そんな私に再び興味を抱かせたのが、後期型で登場した「400R」だ。

 全体的にやや粗削りなところもあるが、走りの要となる3L・V6ツインターボエンジンの性能は、なんとGT系よりも100psアップの405psを発生。パワフルさを活かすべく、足回りも電制サスや4輪アルミ対向式ブレーキなどで強化。

 その加速は、刺激的かつ気持ちよさに溢れる。そこも憧れたスカGターボの魅力と重なるところだ。

 スタイリングも後期型で、インフィニティ顔から日産顔となり、伝統の4灯丸目テールが復活したのも好ポイント。

 10年愛するなら、限定のNISMOがいいのではという意見もあるだろう。走りを重視するならば、断然、NISMOだ。

 しかし、メインカーとして長く愛するには、モータースポーツを意識した内外装がちょっと重く感じる。

 個人的には、セダンなら、さり気ないスポーティさの400Rに、好みのホイールを合わせたほうが理想なのだ。

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