禁断のRモードが激ヤバ!! 超絶強力なブレーキも! GT-R NISMOスペシャルエディションは笑いが止まらないデキだった

■試乗中は笑いが止まらなかった

2022モデルに比べ13%ものダウンフォースの増加というが、200km/hオーバーの世界を試してみたい欲望に駆られる
2022モデルに比べ13%ものダウンフォースの増加というが、200km/hオーバーの世界を試してみたい欲望に駆られる

 第2ラウンドの決戦の舞台は箱根ターンパイク、2022モデルを知るだけに俺にも少しは余裕がある。

 おもむろにシートに体を潜り込ませると、2022モデルからの進化を体感。レカロのカーボンバックバケットシートは193cm、110kgの俺の体をしっかりサポートしてくれ、運転に集中できる。

 進化のポイントはフロントにメカニカルLSDを採用したことというが、そう言われれば、フロントに荷重がかかりやすくなり、「いいぞ!」と呟くくらいコーナリングで思いどおりのライン取りができるじゃないか!

 エンジンスペックに変更はないというが、最高出力600馬力を使いきれるゾーンが一段階拡がったという印象だ。

 ピストンリングやクランクシャフト、コンロッドやバルブスプリングなどの部品をバランス取りすることに加えてIHI製のGT3タービンが雑味のない加速フィールをもたらしてくれる。

 匠がしっかりと組み付けるとここまで精度が上がるのかと感動してしまった。

 1時間ほど箱根ターンパイクを走った。試乗する前は武者震いが止まらなかったが、試乗中は笑いが止まらなかった!

 なんといっても禁断の全部「R」モードはめちゃくちゃ楽しかった。残念ながらGT-R NISMOに闘魂棒は積めないが、たっぷり闘魂を注入されたぜ!

■すっかりブレーキに見とれてしまった

ブレンボと共同開発されたブレーキシステムにしばし見とれる。クルマを存分に走らせるには、確実な制動力が大事。強力なブレーキが装備されてるってことは、「思いっ切り走れるぜ!」ってコトなのだ!!
ブレンボと共同開発されたブレーキシステムにしばし見とれる。クルマを存分に走らせるには、確実な制動力が大事。強力なブレーキが装備されてるってことは、「思いっ切り走れるぜ!」ってコトなのだ!!

 ブレンボと共同開発されたカーボンセラミックブレーキシステムは強力無比な利き味。イエローのブレンボ製モノブロックキャリパーが挑発してくるぜ!

 フロントは6ポッドで410mmのフルフローティングドリルドローター、リアは4ポッドで390mmのフルフローティングドリルドローターとカンペキ。踏めば送り襟締めをくらったように失神確実だ。こいつに15分ほど見とれてしまった。

●GT-R NISMO スペシャルエディション2024モデル
・全長:4700mm
・全幅:1895mm
・全高:1370mm
・ホイールベース:2780mm
・車重:1720kg
・エンジン:V6 DOHC 3799ccターボ
・エンジン最高出力:600ps/6800rpm
・エンジン最大トルク:66.5kgm/3600~5600rpm
・トランスミッション:6速DCT
・フロントタイヤサイズ:255/40ZRF20
・リアタイヤサイズ:285/35ZRF20
・最低地上高:110mm
・価格:2915万円

【画像ギャラリー】小川直也が日産 GT-R NISMOスペシャルエディションで走る!! 2024年モデルもシビれるぜ!!(20枚)画像ギャラリー

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