電動車はなおさら不要
PHEV含むハイブリッド車やバッテリーEVに関しては、発進時はモーター駆動であることから、エンジン全体へエンジンオイルを行き渡らせる「暖機運転」はそもそもできません(バッテリーEVにはエンジンはないですし)。
ハイブリッド車は、基本的には、停車中はアイドリングストップとなりますし、イグニッションオンをした直後に、発電が必要とクルマが判断すれば、エンジンは勝手に起動します(必要無くなればエンジンは停止します)。なかには、発電モードスイッチを備えたハイブリッド車もありますが、ドライバーがあえてハイブリッド車のエンジンをかけて待機することを必要とすることは、殆どありません。
イグニッションをオンにしたあとは、ゆっくりと発車してOK。ただこちらも、純ガソリン車同様に、いきなり全開で走るのではなく、走行させながらクルマを暖める「暖機走行」は心がけつつ、始動後はできるかぎりすみやかに、走行を開始したいところです。
フロントガラスの凍結などに関しても、できる限り事前の対策で乗り切りたい
このように、エンジンの暖機運転は必要なく、燃費(=環境保護)の観点からも、クルマの始動後はすみやかに走行を開始したいところなのですが、寒い冬は、フロントガラスが凍結して(または曇って)いたり、ステアリングホイールが冷たくて持てないなど、始動後すぐに発進させるのはなかなか難しいもの。またドライバー自身が寒くて動けない、という場合もあるでしょう。
フロントガラスの凍結に関しては、屋根がある駐車場に止めておいたり、フロントガラスにカバーをかけておく、などができれば、凍結を抑えることができます。それが難しい場合も、(もちろん大雪が降る地域の場合は別ですが)フロントガラスの油膜を除去したり、撥水コートをしておくことで、凍結しにくくなったり、凍結した場合もはがしやすくなります。40度程度のお湯(熱湯はNG)を入れたビニール袋でガラス面をそっと撫でるなどで凍結を溶かすでもいいでしょう。これらの対策で、クルマの始動から走行開始できるまでの時間を短縮することができます。
ドライバー自身が、寒くて暖房が効いてくるまでは動けないという場合の対策は難しいところですが、昨今はシートヒーターやステアリングヒーターなど、ドライバーの身体や手を暖めてくれる装備があるクルマも増えていますので、装備されていれば積極的に使いたいところ。発進時はモーター駆動となる電動車であっても、クルマによってはエンジンを動かさないと暖房が効かないものもあるため、(もちろん音や振動でエンジンが動いていることはわかると思いますが)「燃料を消費している」という意識はしておきたいところです。
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できれば、安全運転のためにも、身体を十分に温めてから、クルマに乗り込みたいところですが、そうもいかない場合もあるでしょう。クルマのためにも安全運転のためにも、寒い冬は、ゆっくり走行しながらクルマとドライバーを暖めることが、令和の時代の暖機運転だと考えます。
【画像ギャラリー】冬将軍到来!! 改めて問う! 令和の今でも「暖機運転」は必要か?(8枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方必須なキャブ車はおいといて、暖気したがる主因は高い粘度のオイルを温め緩めてから負荷かけたいため。
なぜ粘度高いオイル必要かは、エンジンパーツ毎の隙間をオイルで埋めてたから。昔はね。
今や、0W-20などの超低粘度オイルを純正指定できるほど、現行の国産エンジンは精密なんです。
極低温や放置車以外では、暖気は一切必要なし。煤たまり易いディーゼルやターボなら尚更、やらない事が寿命に直結します。