「新型スイフト」の無双を許してはならん!! ガチ勝負ができるハイスペックモデル5選

■専用チューニングがもたらす一体感ある走りが身上の「トヨタ アクアGR SPORT」

 “意のままに操れる歓び”というコンセプトを踏襲し、先代モデルから操縦安定性や加速性能を大きく向上させた現行のアクアGR SPORT(車両本体価格259万5000円)。

 スイフトの最上位グレードとの差額は約30万円で、これを高いと見るのか安いと見るのかは十人十色だが、専用装備の採用などによるスポーティさを前面に押し出したアクアGR SPORTもスイフトとガチで勝負できる1台といえる。

 エクステリアはGR SPORTの名乗るだけに標準モデルとは一線を画すファンクショナルマトリックスグリル、専用バンパー、ワイド&ロースタンスの専用デザインで走行・空力性能向上に寄与する機能美を徹底追求。

 スポーツマインドを駆り立てるインテリアも天井や周辺部品をブラックで統一したコーディネートとしただけでなく、専用本革3本スポークステアリングやアルミペダルなどの専用アイテムが装備されている。

 走りもボディ剛性を高めることで操縦安定性の向上とフラットな乗り心地を確保しつつ、専用のサスペンションチューニングによって優れた応答性やコントロール性、質感の高い乗り心地を実現。

 これらに加えて、専用でチューニングを行った電動パワーステアリングもクルマと一体感のある走りが楽しめる操舵フィールをもたらしている。

■一級品の走りと特別感満点の内外装に心が躍る「日産ノートオーラNISMO」

新型スイフトの無双を許してはならん!! ガチ勝負ができるハイスペックモデル5選
フォーミュラEからインスパイアされた“駿足の電動シティレーサー”をコンセプトに、NISMOの魂とこだわりを注ぎ込んだオーラNISMO

 2022年度の国内販売で11万3390台を販売し、ハイブリッド車を含めた電動車で販売台数No.1を獲得したノートとノートオーラ。

 加えて、2016年にe-POWER搭載モデルを発売して以降、国内でのノートe-POWERシリーズ累計販売台数も55万台に到達し、今やノートは押しも押されもしない日産の顔となった。

 そんなノートのなかでクルマ好きの琴線に触れるのが、現代のホットハッチと呼ぶに相応しいスペックを誇るノートオーラNISMOだ。

 2021年8月に発表されたノートオーラNISMOは、NISMOのアイコンであるレッドアクセントのレイヤードダブルウイングを採用して低重心かつワイド&ローフォルムを実現。

 加えて、レースで培った空力技術をベースにNISMO専用に最適化した空力性能を実現するデザインを採用して高速走行時の操縦性安定をはじめとする走行性能が高められている。

 走りのほうもNISMOの名に恥じないノートオーラNISMOではその質をさらに高めるべく、ドライブモードに専用のNISMOモードが設定されているが、NISMOモード選択時のパフォーマンスがまた強烈で加速力とアクセルレスポンスはまさに異次元! 

 これにハイグリップタイヤの性能を最大限に引き出す専用サスペンションと車体剛性配分の最適化によって高揚感をもたらすハンドリング特性が加わり、誰もが心を奪われるのは必至。

 それだけに、スイフト最上位グレードの車両本体価格に約60万円のプラスとなる298万1000円のプライスもむしろ安く感じるかも!?

■コックピットに収まればわかる、走らせればもっとわかる「VW ポロGTI」の魅力

 車両本体価格がスイフトの2倍以上(435万7000円~)であることから、その対抗馬としては少々毛色が異なるものの、輸入車コンパクトホットハッチの代表格といえるポロGTIも忘れてはならない1台ではないだろうか?

 その最大の魅力はクルマ好きのスポーツマインドを刺激する走行性能の高さにある。先代モデルの200psを上回る207psの最高出力を誇る2L TSIエンジンは320Nmの最大トルクを1500~4500回転の広範囲で発生させ、かつ0-100km/h加速も6.5秒という強心臓ぶりを発揮。

 専用にチューニングが施されたローダウン仕様のスポーツサスペンション、高速でのコーナリング時にトラクション性能を最適化する電子制御式ディファレンシャルロック(XDS)、自分好みの走りを選択できるドライビングプロファイル機能との相乗効果によって、キビキビした走りを存分に味わうこともできる。

 エクステリアもハニカム形状のフロントグリル、左右のヘッドライトをつなぐ車幅灯とともにヘッドライト内部まで赤いアクセントラインが走るGTIらしさが際立つデザインが何とも秀逸。

 インテリアもGTI伝統の赤いアクセントを施し、GTI専用のマルチファンクションステアリングホイールや専用表示のデジタルメータークラスターを採用したコックピットも心が躍るようなスポーティさが演出されている。

 国産車に比べると少々値が張るのは事実だが、それを補って余りあるハイパフォーマンスと充実装備は大きな魅力といわざるを得ない。

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