街の景色を変える圧倒的存在感! 光岡自動車 2代目ヒミコ試乗【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】

■たくさん売れるクルマにも挑戦してほしい

最新のヒミコと伝説のオロチを並べて撮影。オロチの中古車は新車時以上の1000万円弱のプレミア価格が付いており、人気の高さをうかがわせた
最新のヒミコと伝説のオロチを並べて撮影。オロチの中古車は新車時以上の1000万円弱のプレミア価格が付いており、人気の高さをうかがわせた

 久しぶりにミツオカのクルマに乗って、こういう楽しいクルマを作ってくれてありがたいなと思った。

 ヒミコも海外からの問い合わせが多いらしく、もしかしたら、こういうクルマは日本よりも海外で認められやすいのかもしれない。そういうポジションにいるのも面白い。

 今回はミツオカのショールームを拠点に撮影したのだが、そこに並んでいたオロチの中古車がまったく値落ちしていないのに驚いた。お値段なんと968万円!

 新車時よりも高価なプレミア価格が付いているのだ。これぞミツオカの価値を示すわかりやすい例と言えるだろう。

 数は少ないかもしれないが、一定数のこういう個性的なクルマが欲しい層は確実に存在する。ミツオカは長い年月をかけて、そのニッチな市場をモノにしてきたのだ。繰り返すが、継続は力だ。

 ヒミコにしてもモーガンをそのままマネしているのではなく、ネオクラシックという新しい価値観を築いている。残念ながら女の子にはウケそうにないが(笑)、それはオリジナルのモーガンでもロードスターでもS660でも同じことだ。

 スポーツカー、特にオープンカーが好きな女の子は今や希少種となっている。

 ヒミコでドライブデートの待ち合わせに現れたら「電車で行きたい」と言われそうだが、それも男の勲章だと思ってほしい。

 今、ミツオカに求めることがあるとするなら、ベースは軽自動車でもいいから、たくさん売れるクルマにも挑戦してほしいということだ。

 スペシャルな内装やホイールなどを用意してファンを喜ばせるのもいいが、それにはおカネも手間もかかる。

 徹底的にコストを抑えながら、量販も意識した個性的なクルマも作ってみてほしい。ミツオカのようなクルマが増えれば街の景色も変わるはず。私はそこに期待したいのだ。

 人もクルマも個性は重要。ヒミコはその大切なことを思い出させてくれた。

■テリー伊藤 今回のつぶやき

 もはやフェイクやパロディではない。ミツオカが作るのはオリジナル。

「継続は力なり」とはこういうことだ!

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

【画像ギャラリー】もうパロディじゃない! 個性あふれるミツオカ 2代目オロチをギャラリーでチェック!(7枚)画像ギャラリー

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