■TEST1/雪上発進加速テスト
●しっかりトラクションして加速するのはどれだ?
発進加速テストでは、発進時のトラクション性能、加速時の安定性などがはっきりと確認できる。パワーユニットの性能がよくても、トラクション性能が悪ければ安定した加速性能を発揮することはできない。
「エクストレイルのモーター制御は絶妙で、トラクションコントロールをOFFにした状態でアクセルをベタ踏み加速しても、適度なホイールスピンをしながら、しかし姿勢を乱すことなくグイグイ加速していきます。安心感があるし、体感的にも速いです」と新井選手は高く評価。
「CX-60は3.3Lディーゼルターボのトルクが大きく、エンジン回転を上げなくてもしっかり加速する。FRベースなので後輪が押し出す感覚で、滑りそうになると前輪が引っ張ってくれるのでテールが暴れるようなことはありません。
オフロードモードも試しましたが、もうちょっと前輪が引っ張る設定だと安定感が増します」という評価。
「ZR-VはFFベースの電制カップリング式。常時後輪にもトルク配分しているので、発進時からしっかりと後輪が押し出すので安定感があります。
クロストレックはエンジンパワーが比較的おとなしいこともあって、発進加速で大きくホイールスピンすることもなく、安心してアクセルを踏んでいけます」という評価だった。
■TEST2/雪上ブレーキングテスト
●安心して止まれるクルマは余裕のドライブに繋がる
雪道を走る際、最も重視すべきは制動性能だ。雪道はちょっとした路面コンディションでグリップに大きな差が生じるので、毎回走行レーンを変えて、なるべく新たな雪面でテストをした。
「特に安心感が高いのはエクストレイル。ABSの制御が緻密で、空走感がほぼなく、しっかりと減速します。対してCX-60はABSが作動すると減速感がやや抜ける場面があります。車重の重さも影響していると思いますが、タイヤの接地面が活かし切れていないようにも感じます」という評価。
「ZR-Vは制動時に前輪に荷重が乗らない感覚で、空走してしまう。サスジオメトリーの問題かもしれません。グッとノーズダイブするくらいフロントに荷重をかけたいです。クロストレックも同様で、ちょっと前輪の接地面積を活かし切れていない印象です」
■ TEST3/雪上燃費テスト
●抵抗が大きくアクセルコントロールが複雑になる雪上は燃費には不利
走行抵抗が大きくなる雪道。それだけではなく、アクセルを踏みすぎればホイールスピンを発生し、緻密なアクセルコントロールも求められる。
1周6kmの群サイのコースを3周、18km走行して各車の実燃費を計測した。コースはアップダウンが大きく、深く雪が積もった場所がほとんどだ。
【画像ギャラリー】雪上でも鋭い走りを見せる冬の稲妻!! 日産 エクストレイル&ホンダ ZR-V&マツダ CX-60&スバル クロストレック(31枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方雪道4wdの国産車比較において、
アウトランダーを外したんたんじゃあ
車専門誌とは言えんでしょうよ
いや、ravとアイランは情報出過ぎてるからもういらんってか?