■上質な内外装が目を引く日産 ノート
ノートはノーマルエンジンを用意しないe-POWER専用車で、2023年12月に改良された。フロントマスクには新時代のVモーショングリルが採用され、16インチのホイールカバーも幾何学模様になる。インパネは水引をモチーフにしたデザインに改めた。
LEDヘッドランプを全車に標準装着してグローブボックスの容量を拡大するなど使い勝手も向上させた。もともと現行ノートは内外装が上質で、全長は4m少々ながら、後席の足元空間にも余裕がある。モーター駆動のe-POWER専用車だから走りも滑らかだ。ノーマルエンジン車は用意されないが好調に売れている。
●日産 ノート(X〈2WD〉)主要諸元
・全長:4045mm
・全幅:1695mm
・全高:1520mm
・ホイールベース:2580mm
・車両重量:1230kg
・パワーユニット:1.2L直3+モーター
・エンジン最高出力:82ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:10.5kgm/4800rpm
・モーター出力:116ps/28.6kgm
・トランスミッション:―
・WLTCモード燃費:28.4km/L
・価格:229万9000円
■売れ筋カテゴリーだけにお買い得度も注目
コンパクトカーは軽自動車の次に売れ筋のカテゴリーだから、ライバル車同士の競争も激しい。価格も競いながら買い得度を強めている。
例えばスイフトで最も安価なXGは170万円台に用意され、機能を充実させたハイブリッドMXも190万円少々に収まる。ヤリスも1LノーマルエンジンのXは150万円少々と安く、ノートXもe-POWERを搭載して230万円弱だ。
この価格はN-BOXやスペーシアなど、全高が1700mmを超えるスライドドアを装着した軽自動車に近い。
ノーマルエンジンを搭載するコンパクトカーの価格は、軽自動車のスーパーハイトワゴンなら標準ボディと同程度だ。コンパクトカーのハイブリッドは、軽自動車ではターボエンジンを搭載する最上級グレードと肩を並べる。
価格は軽自動車とほぼ同じなのに、エンジン排気量は約2倍に増えるため、走りの余裕を重視するユーザーにとってコンパクトカーは魅力的だ。
【画像ギャラリー】こういうのでいいんだよ!! 絶妙なサイズ感で乗りこなせる人気コンパクトカー三台揃い踏み!!(32枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方