6月8~9日、群馬県で全日本ラリー第5選「MONTRE(モントレー) 2024」が開催される。これに先駆けて地元群馬出身のラリースト、新井大輝選手が、碓氷峠の鉄道文化むらへ地元の園児たちを招待してイベントを開催した。子供たちの元気にタジタジの新井選手だったが、ラリーの理解にも役立ったかな!?
文と写真/新井大輝(ラリードライバー)
■GRヤリス Rally 2と並んで新井選手のシュコダも展示!
モントレー2024が今週末、群馬県で開催されます! 碓氷峠の旧道を使用する今回のラリーでは、その近隣に鉄道文化むらがあります。碓氷峠で使用されていたアプト式の鉄道なども含め、その地域の文化や歴史を知る事ができる施設が多くあります。
さて今回のコンセプトは開催される地域と一体型になってラリーを盛り上げよう!という事で、今回は地元のながの幼稚園に協力していただいて園児たちを碓氷峠鉄道文化むらに招待しました。スケジュール調整や許可取りがすごく大変ですけど、やっぱりこういったことを継続していかないと中々地域に根付いていきませんからね。
できれば全ての全日本ラリーのラウンドでやりたいですね!
子供の頃の体験はすごく貴重だと思うので、今回参加してくれた園児の中から熱狂的なラリーファンが生まれることが個人的な裏ミッションです。
すでに数日前から、鉄道文化むらでは去年全日本ラリー選手権で使われていたトヨタのGRヤリスRally2(開発車両)が展示してありました。ご厚意に甘えさせていただき、その日だけ私のシュコダ丸とモリゾウチャレンジカップで走っている稲葉選手のGRヤリスを一緒に展示させてもらいました。
■あぷとくんとラリー車が並んで走った!
まずはレーシングスーツで園児達をお出迎え、やはり園児達の心を掴むのは非日常感だなと思ったので、私と稲葉選手でいつもの100倍ほど弾ける笑顔で対応!(笑)
園児達の楽しんでいる笑顔を見るだけで、今までの疲れが吹き飛びます。
そして園児達と一緒にくま吉の帽子を製作し、簡単なラリーの説明や電車の説明をした後に私のクルマと稲葉選手のクルマに園児達をひとりひとり乗せてあげる体験コーナーも実施しました。実は男の子よりも女の子の方が楽しいと言ってくれたのが一番の驚きでした。
ぜひ将来はミシェルムートンのような天才女性ドライバーになって盛り上げて欲しいですね!笑
そして最後は今回の超目玉イベント、構内を1周する鉄道、あぷとくんとラリー車の並走を実施しました。
実際にディーゼル機関車のあぷとくんに園児達を乗せ、ラリー車が横を走るというラリー観戦を擬似的に体験するという趣旨でした。やっぱり実際に動くラリー車をみて園児達は大はしゃぎで、あぷとくんから降りてきた興奮した園児達から盛大に急所にタックルをくらいましたが、これだけ喜んでくれたらドライバー冥利にも尽きるというものです(涙目)。
帰り間際にサプライズで園児みんなからの応援ボードをもらったので、モントレーでは勝たない訳にはいかないですね! このお返しとして、今度は優勝トロフィーを幼稚園の園児たちに届けます!
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