「なんでいなくなった!?」人気車だったはず……だよね? 忽然と姿を消したクルマたち5選

■日産のマーチは世界に誇るコンパクトクラスのフラッグシップだったのに…

「なんでいなくなった!?」人気車だったはず…だよね? 忽然と姿を消したクルマたち5選
初代から続くDNAである“フレンドリー”を受け継ぎ、さらなる運転しやすさと楽しさに加え、クラスNo.1の低燃費性能を実現したマーチの最終型4代目モデル

 日本車の海外進出がそれまで以上に盛んになった1982年にデビューしたマーチ。

 その初代から2022年8月に生産が終了した4代目までの全世代モデルはともに老若男女から好かれた国民的なコンパクトカーだったことは周知のとおりだが、クルマ好きやスポーツカー好きにも強烈なインパクトを残した1台だったこともまた事実だ。

 1982年のデビュー当時、絶大な人気を誇っていたスーパーアイドルの近藤真彦さんをCMに起用したことで一気に知名度を高めた初代マーチでは、今もなお語り継がれるようなホットハッチが登場。

 1985年にはターボモデルが、1989年にはスーパーターボと名付けられたスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせたモデルが発売されて大きな話題となった。

 1992年にフルモデルチェンジを受けて2代目へと進化を果たしたが、その評価はきわめて高く、日本カー・オブ・ザ・イヤーとRCJカーオブザイヤーの2冠を達成。また、海外でのセールスも好調で、全世代を通じて最多となる約254万台の販売を記録した。

 2代目では初代のようなホットなスポーツモデルの販売はなかったものの、1996年にはレトロチックな装飾を施したタンゴを、1997年に電動ソフトトップを採用したカブリオレを、2001年には無印良品ブランドでおなじみ良品計画とコラボしたMuji Car 1000など、丸みを帯びたキュートなスタイリングを活かした派生モデルが発売された。

 2002年にデビューした3代目ではエンジンの高出力化に加えて専用サスペンション、エキゾーストシステムをトータルチューニングして走行性能を向上させたスポーツモデルの12SRやコンプリートカーのNISMO マーチ S-tune COMPLETEなどが登場。

 最終モデルとなった4代目ではシリーズ初となるNISMOバージョンも発売になるなど、クルマ好きやスポーツカー好きの記憶に残るような爪痕を残した。

 国内のEVシーンをけん引する日産だけに、今後はマーチのEVモデルが登場するのではないかという期待もあるが……。

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