すでに先行予約がスタートしているスズキ 新型フロンクス。すぐに日本を去ったバレーノ以来、久々のマルチスズキ製のクルマがジャパンにやってくるのだ。しかも今回は超絶ヒットとなりそうなデザイン!! となれば次の一手もあるのでは!? フロンクスの次はちょっと小さめSUVのブレッツァでどうでしょ!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
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間もなくの登場がアナウンスされている、スズキの新型コンパクトクロスオーバーSUVのフロンクス。昨年末にエスクードの生産が終了して以来、登録車のSUVモデルはクロスビーとジムニーシエラのみのラインナップとなっていたスズキにとって、待望のモデルであることは間違いない。
そんなフロンクスはインドにあるマルチ・スズキ社の子会社であるスズキ・モーター・グジャラート工場で生産され、日本に導入される輸入車となっており、過去に同じくインドから日本へ導入されていたバレーノ以来のインド製スズキ車ということになる。
過去に導入されていた5ドアハッチバックのバレーノは日本向けにローカライズすることなく、ほぼインド仕様のまま販売していたということもあり、2016年から2020年までのおよそ4年間でわずか2500台程度の販売と残念な結果となってしまった。
一方のフロンクスは日本市場向けに装備や乗り味を見直しただけでなく、インド仕様にはない4WDモデルを追加するなど、並々ならぬ力の入れようで、同じ轍を踏まないというスズキの想いを感じ取ることができるものとなっている。
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そんなインド製のスズキ車はフロンクスやバレーノ以外にも、日本では販売されていないモデルが多数存在しているのだが、フロンクスと同じく日本導入を希望する声が多いのが、同じクロスオーバーSUVのブレッツァだ。
インドではスズキのプレミアムブランド、NEXAで販売されるフロンクスに対し、ワゴンRやアルト(日本仕様とは異なるもの)と同じくARENAで販売されるブレッツァは、ボディサイズはフロンクスとほぼ同一で、全長4m以下のコンパクトなもの。搭載されるエンジンも1.5Lのマイルドハイブリッドで、6速ATが用意されるのもフロンクスと同様だ(そのほか5速MTも存在)。
大きく異なるのが、フロンクスがクーペSUVスタイルなのに対し、ブレッツァはよりSUVらしいゴツめのスタイルとなっている点で、どちらも甲乙つけがたいものとなっている。
ただスズキとしてもフロンクスを導入する際にほぼ同サイズのブレッツァは当然検討しただろうし、その上でフロンクスを導入したということは、クラスが完全にバッティングするブレッツァが追って日本に導入される可能性は低いと考えるのが妥当だろう。
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