■大きなタイヤホイールは重くて抵抗大! それだけ燃費も落ちてくる
メーカー公表のWLTCモード燃費では、タイヤサイズの違いによる燃費の差はごくわずかだが、実燃費では結構数値が違うことも多い。
例えば筆者の乗る30系プリウス。G’sで夏タイヤは215/40R18を装着していて、平均燃費は17km/L~18km/Lあたりだ。スタッドレスタイヤは195/65R15を装着していて、平均燃費は21km/L~22km/L程度。タイヤとホイールのサイズが違うだけで、実燃費が4~5km/L変わってくる。
プリウスの燃料タンクは45Lだから、1度の給油で走れる距離に180km~225kmもの差が出てくるのだ。ガソリン価格も高騰している昨今、この差は結構大きいと思う。
タイヤサイズによって、タイヤの購入代や毎日の燃料代といったクルマの維持費が大きく変わってくる。許される範囲の中で小さいタイヤを履くことが、お財布には優しいクルマとの付き合い方だ。
特に上級グレードを選んで、インチの大きなタイヤを装着している場合、冬タイヤが必要となる地域ならスタッドレスタイヤを最廉価グレードの装着するタイヤサイズに合わせると良い。
大きなタイヤだけがフィーチャーされている昨今だが、小さなタイヤにも良いところはたくさんある。タイヤ選びで浮いたお金は、先進装備をプラスする原資にしてもいい。タイヤ選びも「賢く」が大切なのだ。
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コメント
コメントの使い方スタッドレス自体が本来燃費悪化する可能性が有るので燃費が良くなる時点で、おやっ!?となる。
単純にセット重量の差がどのくらい有るかが重要。と言うか、円周上に重量物が多ければ加速時に燃料を必要とする。高速等の定速ならば伸びる。同じ重量ならば比較になるだろうがね。
独楽と同じで回転つづくのはどれか、回し安いのはどれか、と同じ。