■清水草一は……日産 スカイラインGT-Rとマツダ ロードスター
現行ロードスターは奇跡のライトウェイトスポーツだ。デザインもインテリアも走りも、何もかも本当に素晴らしい。
過去のモデルでは、やっぱり32GT-Rのインパクトが強烈過ぎた。2.6L直6ツインターボのRB26DETTはR34GT-Rまで使われた名機だし、今乗ると未完成だったなぁって思うところもあるけど、そこも含めてすべてが味わいのカタマリ! バブル期のイケイケ感満点。
■永田恵一は……トヨタ 86/スバル BRZとトヨタ ハイエース
全世代ベストは初代86&BRZ。理由は日本のスポーツカーが絶滅寸前だった2012年に誕生してくれたことで、自動車業界全体を活性化する強烈な起爆剤となったから。それだけに「もし2台が登場しなかったら?」と考えるとゾッとする。
現行車ではハイエース。クルマの出来や発展性に加え「売れてる長寿車」という点から、ハイエースには「モデルチェンジの必要性」などを深く考えさせられるくらい、重要な存在だ。
■斎藤聡は……マツダ ロードスター(初代)とマツダ ロードスターRF(現行)
初代ロードスターはボクの考えるスポーツカー像の拠り所となっている。推しのポイントは、速さではなく「操る楽しさ」を指標にしている点。個人的にはこれこそが最も大切な性能ではないかと思っている。
付け加えて言えば、初代ロードスターの操縦性には、“こうやって走らせると気持ちいい”という走りのデザインがなされており、この点もボクが強く共感するところ。現行NDロードスターRFも変質することなく初代のマインドを色濃く受け継いでいると思う。
■岡本幸一郎は……マツダ RX-7(FD3S)とトヨタ ランドクルーザー250
FD3Sを初めて見た時の衝撃はいまでも忘れない。あんなにカッコよくて軽くて速くて、切れ味するどいハンドリングを味わえるクルマはかつてないし、おそらくこれからも出てこない。スポーツカーとしての魅力が凝縮された、奇跡のような1台だった。
現行車ではランクル250にひと目惚れ。まさにこういうランクルを待っていたんだよ。“質実剛健”、なんていい言葉だ。後発の強みで出ていきなり完成されている仕上がりのよさにも感心した。
■オレにも言わせろ! 編集部が選ぶ最推しベストカー
●イイジマは……スバル アウトバック
4WDのワゴンで都心もアウトドアも、ばっちこいな一台!
●ウメキは……三菱 トライトン
三菱のDNAがビンビンに輝く、注目ピックアップ!
●イイボシは……日産 GT-R(R35)
国産で唯一ポルシェ911相手に肩を並べられる存在だ。
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