流れが速い郊外の達成率は8~9割程度
郊外路での燃費は、高速道路を降りた茂原長南ICから国道409号、国道297号を途中回り道しながら市原ふ頭付近まで走行する約60kmのルートで計測。大きな混雑はなく、平均35km/hくらいの流れのいい田舎道を走った燃費と思ってほしい。
CX-3の郊外路燃費は15.5km/Lと、高速道路と同様に良好だった。燃費がよかった理由は、2Lエンジンの低速トルクが太いため少ないアクセル開度で流れに乗れ、そして郊外路のペースでもしばしばトップギアの6速に入るATとのマッチングやマネージメントのよさが挙げられる。
ステップワゴンハイブリッドの実燃費は18.5km/Lを記録。ペースが遅く、回生制動による電気の戻りもある郊外路の燃費はいい。
■郊外一般道燃費結果
【CX-3】
WLTC郊外モード燃費:16.8km/L
実燃費:15.5km/L(達成率:92.3%)
【ステップワゴン】
WLTC郊外モード燃費:21.7km/L
実燃費:18.5km/L(達成率:85.3%)
市街地ではハイブリッドもほぼ100%の達成率に!!
市街地での燃費は郊外路編のゴールにした市原ふ頭付近から、海沿いの国道357号から片側一車線の区間も長い国道14号、蔵前橋通りから東京都内に入り編集部(文京区音羽)に戻る約60kmのルートで計測。平均速度は25km/hほどと、総合的な移動スピードは流れのいい東京都の道をイメージだ。
CX-3の市街地での燃費は13.2km/Lと、WLTCの市街地モードの12.2km/Lを大きく上回る良好な結果だった。
これは2Lエンジンと6速ATのマッチングのよさに加え、エアコンの負担が少ない冬場で、アイドリングストップの効果が大きかったことが挙げられる。
ステップワゴンハイブリッドの市街地での燃費は18.4km/Lと、ハイブリッドカーの市街地での燃費のよさを実証した。
■市街地一般道燃費結果
【CX-3】
WLTC市街地モード燃費:12.2km/L
実燃費:13.2km/L(達成率:108.2%)
【ステップワゴン】
WLTC市街地モード燃費:18.8km/L
実燃費:18.4km/L(達成率;97.9%)
【結論】新燃費モードは実走行燃費と極めて近い値!
3つの区間で約200km走行した総合燃費はCX-3の2Lガソリンが15.8km/L、ステップワゴンハイブリッドが18.1km/Lだった。
一番気になるWLTCモード燃費に対する達成率は、CX-3が総合で驚愕の99%、ステップワゴンハイブリッドは総合91%と、特にステップワゴンハイブリッドのモード燃費と実燃費の乖離が大幅に小さくなっていることを含め、WLTCがかなり正確な燃費測定モードなのが確認できた。
■燃費テスト総合結果
【CX-3】
WLTCモード燃費:16.0km/L
実燃費:15.8km/L
WLTCモード達成率:98.8%
JC08モード達成率:92.9%
【ステップワゴン】
WLTCモード燃費:20.0km/L
実燃費:18.1km/L
WLTCモード達成率:90.5%
JC08モード達成率:72.4%
コメント
コメントの使い方