■新型ゴルフ8の日本デビューは4月!? ゴルフ7はどれだけ熟成されたのか?
正直なところ、SUV3兄弟は、乗り味の面では、期待値に届いていなかった。
走りの軽快さ、快適性、静粛性、高速走行の安定感、インテリアの質感、荷室の使い勝手、そしてコストパフォーマンス、どこをとっても、同時に試乗した、最終型ゴルフ7の出来が、あまりにも素晴らしかったためだ。
ゴルフ7は、足回りのセッティングを固めているわけではないのに、コーナーをスムーズか滑らかに走り、かつ、路面を問わず、角を感じさせない乗り心地。
それでいてNVH(編集部註:騒音、振動、ハーシュネス)にも優れており、上質な素材を使ったインテリアも合わさって、快適な車内空間を実現している。
極めつけはコスパがいい(TSIマイスター374万円、TDIマイスター394万円)。
どうやったらこの世界観にまでクルマを昇華できるのか。ゴルフ7は、地味目なエクステリアが気にならない人には、真っ先におススメするクルマだ。
2021年前半(4月頃か?)に日本登場という噂のある新型ゴルフ8にも、期待している。
【番外コラム】新しい「We Connect」は3年間無料!!
「We Connect」とは、従来のVW車にあった「Car-Net」というモバイルオンラインサービスの内容を、さらに充実させたものだ。
離れたところでも、クルマの施錠状態を確認し、開いている場合にはロックをかけたり、ドアの閉め忘れやライトの消し忘れ、駐車位置探索、オンライン盗難防止アラーム、オンラインルート計算、オンライン地図更新などができるようになる。
これらを新車登録後、3年間は無料で利用が可能。スマホへ専用アプリをインストールすることで使用でき、操作画面も、比較的使いやすい表示で好感が持てるが、「これがないとダメ」というものでもないため、知らない人は一度も使わずに終わる可能性も高い。
各自動車メーカーとも、こうしたクルマをオンラインへと接続する、コネクティッド機能の導入を急いでいる。
できることならば、ユーザーが操作方法で困惑しないよう、自動車メーカー間で、アプリの基本的な使用方法は統一されるようにしていただきたいところだ。
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