日本導入熱望! 魅惑のSUVマツダCX-50に中国現地で試乗!! CX-60とどう違うのか?

■いよいよCX-50試乗へ

CX-50のインテリア。シンプルな形状となっており、ダッシュパネルなどに使われているソフトパッドなども上質だ
CX-50のインテリア。シンプルな形状となっており、ダッシュパネルなどに使われているソフトパッドなども上質だ

 長安マツダ工場の製品性能確認用テストコースは、制限速度60km/hまでの一般道を想定したゆるいカーブの続く路面と、長いストレートが続く3車線の高速路では右から順に80、100、120km/hまでが最高速度として出せるように設定されていた。

 走り始めからゆっくりとアクセルを踏み込んでいき、カーブの続く路面をクリアしていく。1.7トンに近い車重ながら2.5LDOHCは過不足なく、スムーズに加速していく。NAエンジン車らしいリニアな感覚だ。不快な振動などは特に感じられず、乗り心地も良好。

 続いて高速路へ。アクセルを深く踏み込んで一番右側から80km/hまで加速し、続いて中央車線で100km/hまで加速した後、最後に120km/hまで加速して左車線に移る。高速路で次々に行ったレーンチェンジにも不安感はなく、高速安定性のよさが光る。都合、コース内を3周ほど走行してみた。

■独自の魅力を持つCX-50は走りも楽しい!

ロー&ワイドなプロポーションを持つCX-50。日本市場でも導入されればこれは間違いなく売れる気がするのだが……
ロー&ワイドなプロポーションを持つCX-50。日本市場でも導入されればこれは間違いなく売れる気がするのだが……

 実は中国に来る1週間ほど前、国内仕様CX-60のPHEVモデル(総額618万6180円のPHEVエクスクルーシブスポーツ、4WD)を試乗していたのだが、それとはまた違ったベクトルの魅力にあふれた1台と言っていいだろう。

 CX-60PHEVはSKYACTIV-G2.5に最高出力175ps/最大トルク27.5kgmのモーターを採用しているが、より上級モデルだけあって静粛性や走りの質感自体はCX-50より若干上回っていると感じたが、実際に走ってみるとCX-50はそのキャラクターに合ったパフォーマンスを披露。

日本ではあらかじめCX-60PHEVに試乗してみた。こちらはより上級モデルらしい乗り味だったものの、価格(試乗車は618万6180円!)を考えると……
日本ではあらかじめCX-60PHEVに試乗してみた。こちらはより上級モデルらしい乗り味だったものの、価格(試乗車は618万6180円!)を考えると……

 CX-50は高速走行でも安定感があるし、そのフットワークは車重のあるSUVでもかなり俊敏で次はさらにパワフルな北米仕様の2.5Lターボ車にも機会があれば試乗してみたいと感じた。

 今回は2.5LDOHC搭載車だったが、中国では2LDOHCのSKYACTIV-G2.0(最高出力155ps/最大トルク20.4kgm)も設定。ちなみに中国国内では価格が15万9800~21万2000中国元(日本円で約310万~約412万円)と発表されている。

 正直、導入されれば日本市場でもかなり売れそう。マツダにはぜひ真剣に日本導入を検討してほしいところだ。

 ちなみに北米マツダの2023年4月の総販売台数は3万2351台で、1994年以来過去最高の4月販売台数を記録し、そのうちCX-50 については過去最高となる4305台を販売して好調を維持しているという。

【画像ギャラリー】マツダCX-50とCX-60は何がどう違っているのか? 写真でCHECK!(43枚)画像ギャラリー

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